「温故知新(おんこちしん)」の意味と使い方|類語/対義語/英訳も

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温故知新の類義語・対義語・英訳

ここからは、温故知新の類義語を紹介していきます。まずあげられるのは、『彰往察来』です。これは「過去の事実を明らかにして、未来につなげる」みたいな意味です。『承前啓後』の意味も似ていますね。

これは、「昔の事を未来に継承していく」旨の意味が込められています。

この他には、『継往開来』も類義語として挙げられます。これは、「先人の行いを引き継いで、未来に向けて発展させる」という意味です。古い事柄を顧みて新しい問題を考察することの意味を持つ『覧古考新』も類義語としてあげられます。

ちなみに、「温故知新」の対義語についても触れておきましょう。

四文字熟語ではないのですが、『男猫が子を産む』が対義語に近いです。これは、「ありえないことが起こる」という意味なのですが、「嘘な出来事=意味のない知識だから、役に立たない」という解釈ができなくもありません。

また、英語で「温故知新」をいうと、「an attempt to discover new things(truth) by studying the past through scrutiny of the old.」となり、訳すと昔の物事を研究し吟味して、そこから新しい知識や見解を得る、となります。

「温故知新」を英語のことざわとして言いたい場合は、「today is yesterday’s pupil」今日という日は昨日の弟子である。や「things present are judged by the things past」現在のことは過去のことによって判断される。というように言い換えることができます。

温故知新に学ぶ


出典:ぱくたそ

いかがでしたでしょうか?今回は、「温故知新」に焦点を当ててみてきました。

短い四文字熟語の中に、これだけの意味がこもっているのは、先人ならではの発想です。先人が残した言葉の数々には、「成功」「失敗」「知識」「アドバイス」などが詰まっています。

それは、現代人の心に突き刺さるものも多いです。これを機に、いろんな古の言葉を学んでみてください。そうすれば、あなたの人生を豊かにしてくれる言葉に、出会えるかもしれません。

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どの四字熟語にも、由来があります。

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