「一陽来復(いちようらいふく)」の意味と使い方|古代中国における占いの言葉

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

一陽来復の使い方

では次に「一陽来復」がどんな場面で使えるか具体例をあげて説明します。

「長い闘病生活を送っていた母にも少しづつ笑顔が増えきて、一陽来復、未来が明るくなってきたようだ」

「これまで低迷していた日本経済にも一陽来復、ようやく回復の兆しが見えてきた」

「積もっていた雪もやっと溶けだし、一陽来復の春が訪れる」

「苦しい毎日が続いたが周りの方の温かいサポートで、一陽来復し、新たな運命が動き出した」

一陽来復の類語・対義語


出典:ぱくたそ

「一陽来復」の類語については次のような言葉があります。

『七転び八起き(ななころびやおき)』 七度転んで八度立ち上がる意味です。 数多くの失敗にもめげることなく、勇気を出して立ち上がることです、 『起死回生(きしかいせい)』 絶望的な状態にあった状態を立て直すことです。

また、『捲土重来(けんどちょうらい)』も一陽来復の類語といえます。こちらは一度失敗したけども勢いよく盛り返すことを意味しています。

一方で、対義語は四字熟語ではあまり見られませんが、私たち日本人になじみ深い『楽あれば苦あり』や『山あり谷あり』などのことわざが一陽来復の対義語といえるでしょう。

一陽来復から学ぶ

「一陽来復」の言葉の意味から学べることは、 人生というのは、良い時もあれば悪い時もあるということです。 長い人生を生きていれば、いろんなことがあります。

悪いことが続いても、 その後には良いことが巡ってくるのです。 昔の人はそういったモチベーションを絶やさないことが生きていくことに必要だと感じたのでしょうか。

四字熟語についての本はこちらがおすすめです。

四字熟語についてのおすすめの記事はこちら。

「神出鬼没(しんしゅつきぼつ)」の意味と由来|例文も紹介

「千変万化(せんぺんばんか)」の意味や使い方|類語対義語も紹介

「花鳥風月(かちょうふうげつ)」の意味と使い方|能楽師・世阿弥の言葉

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するキーワードから探す