「花鳥風月(かちょうふうげつ)」の意味と使い方|成り立ちや類語も

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「花鳥風月」という四字熟語をよく耳にしますが、正しい意味をご存知でしょうか?意外と知らない方も多い言葉ですが、知っておくと大変便利な言葉です。

今回は「花鳥風月」の意味や由来、使い方をご紹介していきます。

花鳥風月とは?


出典:ぱくたそ

この花鳥風月という四字熟語には、2つの意味があります。

1つ目の意味としては自然の四季折々の草木や美しい風景を表している意味。

2つ目の意味としては、四季折々の風景や草木を題材とした詩・俳句・和歌などの風流な趣をして味わい楽しむことです。

例えば平安時代の貴族に藤原実方という人物がいました。彼の歌にこんなものがあります。

「桜狩 雨は降りきぬ 同じくは 濡るとも花の 陰にやどらむ」

この歌の意味は、「花見に行ったさなか突然雨が降ってきました。いっそ濡れるのであれば桜の下で濡れたいものです」というものです。

こんな雅な歌を詠む彼は、さながら花鳥風月を体現したかのようですね。したがってまさに、花鳥風月は平安時代の貴族を彷彿とさせる四字熟語といえるでしょう。

花鳥風月はどのようにしてできた?


出典:ぱくたそ

そんな花鳥風月は、世阿弥が残した能の理論書である「風姿花伝」が由来だと言われています。

世阿弥とは室町時代の人物で、将軍足利義満・足利義持の庇護下のもとで能を大成し一世を風靡した能楽師です。

そして「風姿花伝」は、世阿弥が能の奥義や演技の仕方、修行法、歴史、能楽師としての在り方、そして人生の訓戒を独自の解釈で書いた本で、後世の能楽師に多大なる影響を与えています。

世阿弥が書いた風姿花伝、現代もなお能楽の世界に多大な影響を与えております。

花鳥風月の花鳥は花を愛で鳥のさえずる声に耳を傾ける風流な心を意味しています。風月は、自然の風景に親しむこと、また風流を楽しむこと意味しており、そこから花鳥風月は自然の美しい風景の意味を持つといわれています。

また、花と鳥は自然の景物の代表として詩歌や俳句などの芸術の題材として起用されたり、風月は自然の風景を題材にして詩歌や詩文を作る才能を意味しています。

そこから花鳥風月がもう一つの、四季折々の風景や草木を題材とした詩・俳句・和歌などの風流な趣をして味わい楽しむことの意味を持つとされています。

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