冬の花<クリスマスローズ>
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花には茎から葉が展開し茎の先に開花する有茎種と、根から葉柄と花柄が直接別々に生える無茎種の2つがあります。クリスマスローズはどちらも存在する珍しい花だと言えます。西アジアからヨーロッパ原産で、花の形は種類が多く洋風にも和風にも活かすことができます。
現在出回っているクリスマスローズは交配されて作られた交配種で、種から育てたものには同じ花が咲かないと言われるほど、多種多様です。自分で交配して簡単にオリジナルのクリスマスローズを作れるのが人気の要因だと言えるでしょう。
開花時期は1月~4月で、切り花もその時期に合わせて出回ります。寒い季節の花ですから、自宅で栽培すれば冬の寂しい景色の庭に、彩りを加えることができます。有茎種と無茎種の2つを上手に植えつければ、1つの鉢植えの中で高さの違う花を同時に楽しむこともできますよ。
現在は寒い季節の花として愛でられていますが、中世ヨーロッパでは、出征する騎士が妻や恋人に送ったと言われ、花言葉も「慰め」、「追憶」、「私を忘れないで」など悲しげなものがおおいのが特徴です。
花言葉 | 「慰め」「追憶」「私を忘れないで」 |
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見ごろ | 1月~4月 |
冬の花<ボケ>
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梅や桃に似ている丸い壷のような小振りの花を咲かせるのがボケです。このユニークな名前は原産地の中国から伝わった際に「木瓜(もっけ)」として伝わったものが後に「もけ」「ぼけ」に訛っていったと考えられています。
5枚の花びらの赤や白、ピンクの花を咲かせる開花時期は11月下旬から4月中旬で、寒い季節の花だと言えます。10月末頃から非常に似た花を咲かせるものがありますが、こちらは「寒木瓜(かんぼけ)」と呼ばれ区別されます。切り花もボケの開花時期に合わせて出回ります。
華道の冬の季節の花としても広く使用されるボケは、日本人独特の美意識であるわび、さびを体現している花なのかもしれません。華やかさはないものの、滲み出る渋みがボケの花の魅力ではないでしょうか。ボケの花の花言葉は「指導者」や「先駆者」であることからも、過度の華やかさを必要としない凛としたものが伝わってきますね。
花言葉 | 「指導者」「先駆者」 |
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見ごろ | 11月下旬~4月中旬 |