わさびの効能6選|すり方によって味も変わり、チューブでも効果あり

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わさびの効能⑤

食欲増進


出典:ぱくたそ

梅干を想像するだけで大量の唾が分泌されるのと同じ効果がわさびにもあり、食欲増進の効能があります。

食欲を増進させる辛み成分は、独特の香りと辛みが唾液の分泌を促し、胃を刺激すると同時に消化液の分泌を高くします。そのため食欲がわいてくるのです。さらには消化液が増えることから、わさびには消化のサポート効能も期待出来ることがわかります。

わさびの効能⑥

デトックス効果


出典:ぱくたそ

意外にも、わさびにはデトックス効果を促進する効能も期待出来ます。わさびに含まれる6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートという成分に、デトックス効果があると言われ、体内に蓄積された有害物質の解毒を促し体外へ排出するサポート効果があるほか、毒素だけでなく老廃物の排出にも効能があるとされています。

中でも消化器官の機能の回復に効果的に働くため、腸内環境も整えることが出来ます。また、花粉予防にも効果が認められている6-MSITCには、体内に蓄積された化学物質や重金属などの物質の解毒を促し、体外へ排出させる働きも期待出来ます。

わさびはすり方で味が変化する?

わさびはすりおろし方によって味が大きく異なります。これは辛み成分の1つアリルイソチオシアネートの量で変わります。より細かくすりおろす方が沢山分泌され、辛みが強い美味しいわさびとなります。

また、わさびの茎側と根側でも味は異なり、根側の方が香り辛みは強くなります。すりおろす時は、わさびのすり下ろし方とすりおろす時に使う器具に注意します。

【おろし方】


出典:写真AC

生わさびは、皮の部分に香り成分や有効成分が含まれていますので、皮をむいてしまわないよう気をつけます。おろし器に垂直に当て、円を描くようにゆっくりすりおろします。より細かくすりつぶした方が、わさび特有の辛み、うまみが味わえ、効能もより引き出されます。時間が経つと味が変わるので食べる直前にすりおろすのがお勧めです。

【器具】


出典:写真AC

わさびをすりおろす時にお勧めしたい器具は、鮫皮おろし板です。わさびの繊維をすりつぶしながらおろすのには最適な仕様となっています。わさびの甘みや辛み、香りを楽しむことが出来ます。

もちろん銅板や陶器おろしきなんかでも構いません。おろしやすいため、お肉料理などでたっぷり使いたい時なんかにおすすめです。

残念ながらチューブタイプのわさびではこれらの効能は期待できません。せっかくですので生のわさびをすり下ろして食事に添えることをお勧めします。

わさびの魅力

さわやかな香りと鮮やかな緑、ツーンとくる辛みが特徴的な『わさび』。お寿司やお蕎麦の薬味としてのインパクトだけでなく、わさびにはあらゆる効能が期待出来るのです。

わさびに含まれる成分には、抗菌作用、がん予防、デトックス効果など、私たちの健康を維持するにあたって有効な効能があり、欠かせないものとなっています。

食用として使われるようになった鎌倉時代から現代まで、日本のみならず世界中で注目されているわさび。薬味としてだけでなく、その効能にも大注目です。ぜひ積極的に食事に取り入れ、わさびの効能を活かし健康な生活を送ってみてはいかがでしょうか。

      

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