家庭で簡単!絶品郷土料理レシピを紹介|やせうま・うずみ・べろべろ

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家庭で作れる簡単郷土料理その6【いなり煮】(秋田県)

秋田の郷土料理で「揚げまんま」とも呼ばれます。いなり寿司と似ていますが、甘く煮付けた油揚げの中に入っているのはもち米。おこわとお餅の間ぐらいの感じで、モチモチ感とよく染み込んだ甘さが違います。地域の集まりで振る舞われる料理で、その甘さは食事というよりもお菓子のような感じです。

秋田の郷土料理で「揚げまんま」とも呼ばれます。いなり寿司と似ていますが、甘く煮付けた油揚げの中に入っているのはもち米。おこわとお餅の間ぐらいの感じで、モチモチ感とよく染み込んだ甘さが違います。地域の集まりで振る舞われる料理で、その甘さは食事というよりもお菓子のような感じです。

作り方は、もち米を油揚げに詰めて楊枝などで止めて、甘辛く味付けた煮汁で30分ほどかけてに煮詰めます。

<材料>

油揚げ:2枚
もち米:150g
しょうゆ:50g
砂糖:大さじ2
酒:大さじ1
みりん:大さじ2
水:400ml

<作り方>

①もち米は洗って水に浸しておく。
②油揚げを2等分に切って袋状にし、ザルに乗せて熱湯をかけて湯切りをする。
③もち米を油揚げの中に2/3程度入れて楊枝または竹串で止める。
④調味料をすべて鍋に入れて混ぜ、③で出来たものを並べて煮汁がなくなるまで煮て完成。

家庭で作れる簡単郷土料理その7【しもつかれ】(栃木県)

@shimada_sachikoがシェアした投稿

しもつかれは、北関東地方、主に栃木県の郷土料理です。初午の日に赤飯とともに稲荷神社にお供えされていたそうです。新巻鮭の頭と大豆、野菜の切り屑を細かく切ったものを大根おろしと混ぜ、酒粕と煮込んだもの。ただし家庭によって作り方も味付けも様々です。

独特の味と生臭さ、そして見た目の悪さで、好き嫌いが分かれる料理です。大好きという人がいる一方、郷土料理として学校給食にも出ると大抵の子どもが残すという残念な思い出になっています。

<材料>

塩鮭の頭:1/4
大根:1/4本
にんじん:1/4本
油揚げ:1枚
入り大豆:50g
酒粕:適量
塩:適量
しょうゆ:適量

<作り方>

①塩鮭の頭は湯がいて流水で血合いや汚れを取り、生臭さを消してもう一度湯がく。
②大根とにんじんを鬼おろしでおろして鍋に入れて火をかける。
③大根とにんじんに火が通ったら、塩鮭の頭を入れて3~4時間煮る。
④鮭が柔らかくなったら、骨を取り除いて大豆と油揚げを入れる。
⑤塩・しょうゆ・酒粕で味を調えて完成。

家庭で作れる簡単郷土料理その8【べろべろ】(石川県)

参照:★レストランの今月のおすすめ『べろべろ』★

石川県の金沢の郷土料理。変な名前ですが会席料理に出てきそうな上品なお料理です。別名「えびす」とも呼ばれています。正月のおせち料理やお祭りの時に、親戚や近所に配られます。名前の由来は、鼈甲(べっこう)に見た目が似ているからだそうです。

寒天にだし汁、醤油、みりん、砂糖などで味付けをし、溶き卵を流し入れて冷やし固めます。ようかんのように切り分けていただきます。

<材料>

棒寒天:1本
水:500cc
だし汁:大さじ1
砂糖:大さじ1
しょうゆ:大さじ1
しょうが:少々
たまご:2個

<作り方>

①棒寒天を水につけて戻しておく。
②水を入れた鍋に戻した棒寒天をちぎて入れ、煮溶かし、すべての調味料を入れて沸騰させる。
③溶いたたまごを③に流し入れ、たまごがふんわり浮いてきたら少し混ぜて火を止める。
④容器に入れて冷やし固めたら完成。

家庭で作れる簡単郷土料理その9【静岡おでん】(静岡県)

静岡市を中心に県の中心部で食べられる郷土料理です。牛すじからとったダシに濃口しょうゆを加えた黒いダシ汁が特徴的で、イワシやアジを骨ごとすり身にした「黒はんぺん」が入るのも特徴的です。

ネタはすべて竹串をうってあり、青のりとダシ粉をふりかけ、からしをつけていただきます。静岡では家庭でも作られるおでんですので、普通のおでんに飽きたら試してみてはいかがでしょう?

<材料>

かつお出汁:375cc
砂糖:小さじ1
酒:小さじ1
みりん:小さじ1
塩:少々
イワシ粉:適量
青のり:適量
好きな具材

<作り方>

①かつお出汁を煮立たせ、調味料をすべて入れて味を調える。
②具材を串に刺して①のつゆで30分~2時間煮込む。
③イワシ粉と青のりをかけて完成。

家庭で作れる簡単郷土料理その10【いかなごのくぎ煮】(兵庫県)

kazuさん(@karotan0924)がシェアした投稿

兵庫県の淡路島や神戸市、阪神地区の郷土料理です。いかなごの幼魚(新子)を砂糖、みりん、しょうがなど煮込んでつくった佃煮です。できた佃煮がさびた古釘に似ていることからくぎ煮と呼ばれます。

イカナゴ漁の解禁される春先の風物詩で、朝とれた新鮮ないかなごがスーパーに並びます。各家庭で大量に炊き上げられ、ご近所に配ったり、遠方に送ったりします。

いかなごは鮮度が命、その日の朝取れたものを必ず調理しなければなりません。大阪湾沿岸でないと手にはいらないかもしれませんが、新鮮ないかなごが手に入る方はご自宅で作ってみてはいかがでしょうか?

<材料>

いかなご:1kg
濃口しょうゆ:200cc
ざらめ:230g
日本酒:50cc
みりん:150cc
しょうが:50g

<作り方>

①いかなごを水洗いして水を切っておく。
②鍋にすべての調味料を入れて、強火で沸騰させる。
③いかなごを②の鍋に数回に分けて入れる。
④再度、沸騰してきたら灰汁(あく)を取りながら生姜の千切りを入れて30分ほど強火で炊く。
⑤煮汁がなくなるまで煮たら、ザルに入れて一気に冷まして完成。

郷土料理のレシピ

いかがでしたか?日本各地の郷土料理を10個セレクトして、ご紹介しました。今回はすべてはご紹介できませんでしたが、おいしいくて魅力的な郷土料理がたくさんありますね。ご家庭でも郷土料理にぜひトライしてみてくださいね。

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