家庭で簡単!絶品郷土料理レシピを紹介|やせうま・うずみ・べろべろ

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郷土料理とは、土地の食材を使って独自の調理法で作られる「ふるさとの料理」です。交通や通信が発達して地域差もなくなり、徐々に失われていっています。しかし、逆に流通の発達で、遠い地方の食材も手に入れることができるので、さまざまな地域の郷土料理も作ることができるようになりました。

スーパーなどで手にいれられる食材で、家庭で簡単に作れそうな郷土料理を10種類ご紹介します。気になる料理があったら、ぜひ作ってみてください。

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家庭で作れる簡単郷土料理その1【ひゅうが飯】(愛媛県・南予地方)

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ひゅうが飯は、愛媛県の南予地方の郷土料理です。新鮮なアジのお刺身を、さとう・酒・みりんなどを混ぜたダシに漬け込み、温かいごはんの上にかけて刻み海苔や大葉ごまなどをちらして食べます。ダシに溶き卵をまぜて卵かけご飯状態にして食べるパターンもあります。

お刺身はアジ以外にタイやイワシ、カツオやマグロ、タチウオなどなんでもOKです。タイの場合は「宇和島鯛めし」と呼ばれることもあります。半分食べたら熱いお茶をかけてお茶漬けにするのがおすすめです。

<材料>

アジ:1尾
ご飯:150g
たまご:1個
刻み海苔
大葉
白ごま
酒:大さじ1/2
みりん:大さじ1/2
しょうゆ:大さじ1
砂糖:少々
だし汁:大さじ1.5

<作り方>

①アジをおろし、食べやすい大きさに切る。
②ボウルに卵をといて入れ、調味料をすべて入れてアジを30分ほど漬ける。
③ご飯の上にアジを乗せて、刻み海苔・大葉・白ごまを飾って完成。

家庭で作れる簡単郷土料理その2【油ぞうめん】(鹿児島県・奄美大島)

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奄美大島の郷土料理です。奄美ではお祝いで人が集まる時に欠かせない料理だそうです。簡単にちゃちゃっと作れるので休みの日のお昼ごはんや、小腹が空いた時のオヤツやお酒の後の夜食にもおすすめ。

作り方はそうめんを硬めに茹で、水気を切ります。フライパンで、豚肉や野菜を炒め、そこにいりこを入れます。そして最後にそうめんをいれて醤油を加えます。出汁をいれてにゅうめんぽくするパターンもあります。

<材料>

そうめん:75g
豚バラ肉:50g
にんじん:1/2
キャベツ:1/4
シイタケ:1個
ニラ:1本
いりこ(煮干し):5g
ごま油:小さじ1
しょうゆ:小さじ1

<作り方>

①そうめんを固めに茹で、ザルで水を切る。
②フライパンにごま油を熱し、豚バラ肉を炒める。
③野菜を火が通りにくい順番(にんじん→キャベツ→シイタケ→ニラ)で炒めたら、いりこを入れる。
④そうめんをほぐしながら炒めて、しょうゆで味をつけて完成。

家庭で作れる簡単郷土料理その3【やせうま】(大分県・由布市)

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大分では有名な郷土料理。家庭だけでなく、給食にもでるそうです。弘法大師の命日の「お大師様」の日や、お盆や七夕のお供え物にも使用されます。

小麦粉を練って、ほうとうに近い幅広の平たい麺にしてゆでたものに、砂糖ときなこをまぶしたおやつ的な食べ物です。

平安時代に大分で身を隠して暮らしていた貴族の若君に、乳母の八瀬がおやつとして食べさせたら「八瀬うまうま」といったことから「やせうま」という名前がついたという由来があります。

<材料>

薄力粉:100g
塩:少々
水:50cc
きなこ:20g
砂糖:20g

<作り方>

①薄力粉と塩をボウルに入れて水を少しずつ入れながら混ぜる。
②生地が耳たぶくらいの硬さになるまで捏ねる(こねる)。
③生地を手のひらサイズに分けてラップをかけて1時間ほど寝かせる。
④鍋にお湯を沸かし、生地をうどん状に伸ばして茹でる。
⑤きなこ・砂糖・塩をお皿に入れて、茹でたうどんを絡ませて完成。

家庭で作れる簡単郷土料理その4【うずみ】(広島県・福山市)

広島県の東部の福山に伝わる家庭的な郷土料理です。江戸時代、倹約政治下で贅沢品とされた鶏肉やエビなどを隠しながら食べるために具の上にごはんを乗せたのが始まりという説があります。

作り方は、昆布だしをとり、その中に鯛や小エビ、鶏肉、里芋、人参、しいたけ、大根、しめじ、ねぎ、ごぼう、こんにゃく、油揚げなどの具を入れて煮ます。

醤油で味付け、煮物を盛りつけ、その上にごはんを盛ります。一見するとごはんだけ、でも中に美味しそうな具が隠れているという楽しみがあります。出汁をかけてお茶漬け風のうずみもあります。

<材料>

ごはん:150g
里芋:1個
鶏肉:20g
えび:15g
シイタケ:1個
豆腐:1/4
ぎんなん:2個
だし汁:1カップ
しょうゆ:小さじ2
三つ葉
刻み海苔

<作り方>

①各材料を食べやすい大きさに切る。
②だし汁に鶏肉・里芋・えびの順番で煮る。
③さらに、豆腐・シイタケ・ぎんなんを入れて煮て、しょうゆで味をつける。
④お椀に③で出来たものを入れて、そのうえにご飯を乗せ三つ葉と刻み海苔を飾り完成。

家庭で作れる簡単郷土料理その5【ひっぱりうどん】(山形県内陸部)

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山形県の内陸部、特に村山市が発祥とされています。

乾麺のうどんを釜揚げにし、タレをつけて食べるもの。鍋から直に自分で「ひっぱって」食べるので「ひっぱりうどん」といわれるそうです。タレは、醤油ベースに納豆が基本。それにサバ缶、生卵などを加えます。あつあつのうどんに、納豆やサバが絡んで、安くて家庭でも簡単に作れる、とてもおいしい一品です。

炭焼きが盛んな地域で、冬場、作業中の簡単な食事に食べられるようになったという説が有力です。

<材料>

サバ缶:1/2缶
ねぎ:適量
うどん:1袋
納豆:1パック
たまご:1個
めんつゆ:大さじ1
鰹節:適量

<作り方>

①うどんは茹でて水を切っておく。
②ボウルに納豆・たまご・めんつゆを入れて混ぜ、水気を切ったサバ缶をほぐし入れる。
③うどんと②のタレをそれぞれ別の器に盛って刻みねぎと鰹節を飾って完成。

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