初心者でも安心!弓道を始めよう|ルール・採点方法・予算をチェック

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

弓道のルールと採点方法

弓道には、大きく分けて近的競技と遠的競技の2通りの種目があり、 全日本弓道連盟では、それぞれ次のようにルールを定めています。

・近的競技
射距離28m。的の直径36cm。順位決定戦では24cmの的も使用。

・遠的競技
射距離60m。的の直径100cm。順位決定戦では直径79cm、50cmの的も使用。

勝敗の判定法については、以下のような種類があります。

・的中制
的に当たったか外れたかのみを競うルールです。矢の当たった位置は勝敗に関係ありません。的は、輪状に白黒の縞模様となっている「霞的」を用います。大学競技では、真ん中に小さな黒い円のある「星的」が使用されます。

・得点制
中心から、黄、赤、青、黒、白の5色の縞に塗り分けられた「色的」で、中った色に応じて得点があたえられます。同点の場合は的中した数で勝敗を決めます。おもに実業団の大会で採用されるルールです。

・採点制
毎年9月に行われる全日本弓道選手権大会では、射形や射品、態度なども採点対象となります。的は霞的を使用します。 それぞれ、矢は1人4本。一手で2射とし、一回に一手か二手を行います。 団体戦は3人か5人で、的中合計数で勝敗を決め、トーナメント形式やリーグ形式の場合もあります。

順位が並んでいる場合は、「競射」というルールで決定戦を行います。

・遠近競
1本だけ打って、的の中央に近い人から順位を決めていきます。優勝以外の順位決定戦によく用いられます。的には、輪状に細い線を描いた「線的」を使用します。

・射詰競射
1本ずつ矢を射て、当て続けたほうが勝者となります。優勝者を決めるさいによく用いられるルールです。あまり長時間決まらない場合は、サイズの小さい的に代えます。

弓道の始め方


出典:ウィキメディアコモンズ

弓道を行うには、かならず弓道場が必要です。 まずは、自宅に近く通いやすい弓道場を探すことから始めましょう。体育館などでも、一般に開放されているところが意外と多くあります。

そのような場所では、弓や矢も無料で貸出を行っているところが多いです。 道場が見当たらない場合は、全日本弓道連盟の公式サイトで各地区の弓道連盟を調べ、問い合わせてみるとよいでしょう。

ほかにも、自治体によっては弓道教室やサークルなどを開催しているところもあります。市役所の体育課などでたずねてみてください。 見学をするときは、ジャージやトレーナーなどの動きやすい服装でかまいません。足袋があれば足袋、なければ白い靴下を履いていきます。髪が長い人は、邪魔にならないように束ねておきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するキーワードから探す