【青くて華やかなジャカランダ】ジャカランダの特徴や産地のフェスを紹介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ジャカランダは南米原産の樹木で、約50種類あります。ノウゼンカズラ科に属し、樹高は2mから30mほどです。カエンボク・ホウオウボクと共に世界3大花木に位置付けられています。 世界では熱帯、亜熱帯の乾燥地帯で栽培されていて、日本では関東南部から沖縄にかけて栽培されています。

日本で栽培されているのは主にジャカランダ・ミシモフォリアという種類で、樹高は15mほどです。農業技術者の天野鉄夫が1964年にボリビアのオキナワ移住地から沖縄にジャカランダの種子を持ち帰って育てるのに成功したのが、日本での初めての本格的なジャカランダの導入とされています。

ジャカランダの花は青紫色で釣鐘のような形をしています。1つの花房に50個から90個の花が付いていて、咲いた様子が雲のようであることから和名は「紫雲木(シウンボク)」となっています。

花姿が桐の花と似ていることから「桐擬き(キリモドキ)」とも呼ばれます。葉は主にシダのような2回羽状複葉になっていています。 桜と同じように葉が落ちてから花が咲くので「南半球の桜」、「青い桜」と言われることもあります。

オーストラリアでは日本における桜と同様にジャカランダが春の訪れを告げる花とされています。グラフトンには街路樹など約7,000本のジャカランダがあり、毎年「ジャカランダフェスティバル」が開催されています。

ジャカランダの花言葉


出典:写真AC

ジャカランダの花言葉は「名誉」、「栄光」です。花の形がラッパ状であることから、トランペットによるファンファーレが連想されてこのような花言葉がついています。神秘的な美しさを持つジャカランダにぴったりな花言葉であると言えます。

熱海のジャカランダ遊歩道


出典:写真AC

静岡県熱海市にはジャカランダが100本以上植栽された「ジャカランダ遊歩道」があります。熱海市の国際姉妹都市であるポルトガルのカスカイス市から、1990年に贈られた2本のジャカランダが始まりになっています。

6月になると尾崎紅葉の「金色夜叉」で有名な「お宮の松」があるお宮緑地からサンビーチにかけて、ジャカランダの花が咲き誇る美しい光景を見ることができます。 ジャカランダの花が咲くのに合わせて「ATAMIジャカランダフェスティバル」も開催されます。

ジャカランダ遊歩道がライトアップされて、竹細工のオブジェやアーチイルミネーションも見ることができます。土日にはフリーマーケットも開かれます。

2018年は6月9日から24日までの日程で「ATAMIジャカランダフェスティバル2018」が開催されます。 アクセスはJR熱海駅から徒歩で約15分です。

バスも利用でき、「熱海港・紅葉ヶ丘方面行きバス」か「湯~遊~バス」で約5分の「お宮の松」で下車します。見学ルートは約800mあり、市営東P「第2ゲート」横からスタートして、ジャカランダ遊歩道、親水公園前の街路樹と進んで熱海市観光協会前がゴールになります。

ジャカランダの花が頭に落ちると幸せが訪れると言われているので、ATAMIジャカランダフェスティバルに参加して、ジャカランダの美しさを愛でながら幸運も掴むことができるかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するキーワードから探す