美味しいスイカの見分け方
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スイカの見分け方としてよく知られているのは、外側から叩く方法です。 熟したスイカは中身がぎっしり詰まっているので、より弾んだ音が聞こえてきます。
ただし、この聴き分けは素人には難しく、分かりやすい見分け方とはいえません。 それに、いくら美味しいものを選んでいるからといって、売り物を叩くことはあまりおすすめできません。 それよりも、はっきりと分かる見分け方がスイカの縞模様です。よりはっきりと黒く浮き出て、ツヤのあるものほど甘みがあります。
また、線がまっすぐ出ているものより、不規則でギザギザものを選びましょう。触ってみて、模様が盛り上がっているものも美味しいスイカの印です。
そして、もう一つ。ヘタのついていた部分も見分けのポイントとなります。ここがよくくぼんでいる果実ほど、しっかり熟している証拠。ただし、あまり大きすぎると熟しすぎなので、5円玉程度のサイズを目安にしてください。
スイカの保存方法
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スイカは一度収穫してしまうと、バナナなどのように追熟することはありません。購入したあとは、できるだけ早めに食べてしまいましょう。 保存しておく場合は、風通しのよい場所で常温保存してください。それで、だいたい半月から一ヶ月は持ちます。
スイカは低温に弱いので、冷蔵庫での保存はおすすめできません。 ただし、一度切ったスイカは傷みやすいので、切り口をラップでしっかり覆ったうえで野菜庫に保存します。 スイカが最も美味しく感じるのは、8〜10℃ぐらいといわれています。
あまり冷やしすぎると、せっかくの甘みも失われてしまいます。食べる前に、一時間から数時間程度冷やすとちょうどよいタイミングとなるでしょう。 冷凍保存は食感が台無しになってしまうので、基本的におすすめできません。ただし、デザートでシャーベットにするなどの工夫をするのであれば問題ないでしょう。
夏の風物詩スイカ
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夏の風物詩といえば、スイカ。日本人にとっては、暑さをしのぐうえで欠かせない存在です。 スイカが果物と考えられてきたのは、夏に涼を得るためのデザート、というイメージが強いからでしょう。
それは、水菓子として売られていた江戸時代の頃から変わりません。そもそも水菓子というのは、もともとは「菓子」、つまり果物のことを指していた言葉です。
もちろん、野菜であっても果物であっても、その美味しさに変わりはありません。 豊富な栄養分から、夏バテや熱中症対策にもぴったり。今年もまた、スイカの美味しい季節がやってくるのが楽しみですね。
スイカについてもっと知りたい方にはこちらの本がおすすめです。
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