日本三大祭りと地方の祭りをチェック!|見どころ・歴史・開催日程

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日本各地では、さまざまな祭りが開催されています。その規模や内容も多岐にわたりますが、その中でも日本を代表すると言われているのが「日本三大祭り」。

今回は、そんな日本三大祭りとはどんなものなのか、歴史や見どころなどについてまとめてご紹介します。

日本三大祭りとは


Photo by ColdSleeper

日本各地には古くから伝わるさまざまな祭りが存在し、多くの方が「地元で催される祭りこそ日本一!」というプライドを持ちながら、祭りに携わっているのではないでしょうか。さまざまな物事が日本三大○○として例えられる中で、祭りにも「日本三大祭り」と呼ばれる3つの祭りが存在します。

ただし、これには明確な定義はなく、歴史的背景や祭りの規模、観客動員数などを踏まえた上で呼ばれるもの。地方や祭りの内容によって変わってくるようです。一般的に日本三大祭りと呼ばれる祭りとしては、京都の「祇園祭」、東京の「神田祭」、大阪の「天神祭」が挙げられるケースが多いと言われています。

日本三大祭りその1【祇園祭(京都市八坂神社)】


出典:写真AC

夏の風物詩とも言われる京都最大級のお祭り「祇園祭」。山鉾巡行(やまほこじゅんこう)や辻回しなどが特に有名です。ほかのお祭りとの違いは、期間がとても長いことが挙げられるでしょう。

どんなお祭り?


出典:写真AC

京都・八坂神社で行われるお祭りで、期間中には毎年全国から数十万人もの観光客が集まってきます。八坂神社は京都の東山区にある神社で、日本全国に約2300社あると言われるスサノオノミコトを祭神とする神社の総本社でもあります。八坂神社は、1868年に神仏分離令がでる以前は「祇園神社」と称していたので、八坂神社の祭りは現代でも「祇園祭」と呼ばれています。

歴史


photo by taken_spc

今から約1150年前、京都の町で疫病が流行したため、邪気を払う目的で始められた「御霊会」が由来になっていると言われています。室町時代になると四条室町を中心に商工業者が自治組織を作り、各町ごとに山鉾を作って街中を巡行する現在のような形ができあがりました。そして、現在も千年以上続く歴史ある祭りとなっていったわけです。

見どころ


photo by Kentaro Ohno

日本三大祭りに数えられる祇園祭のクライマックスを飾る勇壮な「山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」は、祇園祭の代名詞ともいえる存在。山鉾とは、山車の一種で、人が乗ってお囃子を奏でて街中を練り歩きます。

例年数十万人の観客動員数を誇り、祇園祭が日本三大祭りと言われる所以であるとも言えるでしょう。 前祭と後祭に分かれて行われ、2019年は前祭が7月17日、後祭は24日に予定されています。

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いつ開催されるの?

祇園祭は、毎年7月1日~7月31日まで1カ月に渡って開催されます。山鉾巡行に並んで人出の多い宵山は、7月14日〜16日に開催されます。

日本三大祭りその2【天神祭(大阪市大阪天満宮)】


出典:写真AC

天神祭とは、日本各地の天満宮で開催されるお祭りのことで、祭神である菅原道真公の命日にちなみ7月25日前後に行われます。

全国の天神祭の中でも、最も有名なのが大阪の天神祭。大阪の夏を熱くさせる天神祭は、 行列船花火や1000を超える屋台など、大阪らしい非常に賑やかな祭りです。

どんなお祭り?

天神祭とは、大阪天満宮に祀られている菅原道真公を中心とした祭りです。菅原道真公は、学問の神様として知られていますが、大阪の天満宮では商売繁盛の神様として祀られています。そのため、天神祭も商売繁盛を祈願して行われています。

歴史


出典:ウィキメディア・コモンズ

951年、初めての鉾流神事(ほこながししんじ)が行われました。大川から神鉾を流し、流れ着いた浜に御旅所を設けて、禊ぎ祓いの儀式が行われていたのです。このとき、川岸までは陸路、川岸から御旅所へは船を使って御神霊を奉迎しました。この航行が後に「船渡御」となり、大阪天神祭の始まりとされています。

見どころ


Photo by Kentaro Ohno

見どころは、クライマックスを飾る「天神祭奉納花火」でしょう。100隻もの船と花火とのコラボレーションは、ここでしか見られない幻想的な光景です。祭りのフィーナーレとしてもふさわしい盛り上がりをみせることでしょう。

珍しい花火も多いのが特徴です。「紅梅花火」は、梅の名所である大阪天満宮のオリジナル花火で、夜空を見事に赤く染め上げます。

いつ開催されるの?

天神祭は、毎年7月24日・25日の2日間に渡って開催されます。24日は朝の4時から太鼓が打ち鳴らされて、祭りの幕を開けます。

日本三大祭りその3【神田祭(東京都神田明神)】


出典:写真AC

祭りの多いことで知られる江戸の下町。東京の祭りの中でも、日本三大祭りに数えられるのが、神田明神の例大祭の神田祭。神田祭は日本三大祭りのほかにも、山王祭・深川祭とともに「江戸三大祭り」としても有名です。

どんなお祭り?


出典:ウィキメディア・コモンズ

神田明神を中心に行われる神田祭。最近では、時代とともに神田祭も変化してきています。秋葉原に近い土地柄もあり、アニメ作品とのコラボやライブ中継、アプリを配信するなど、スマートフォンを使った新しい祭りの楽しみ方も提案してくれているんです。

歴史

神田明神祭とも呼ばれる神田祭の起源には、諸説あります。一説として伝えられているのが、約400年前の徳川家康の天下統一を祝い、徳川家縁起の祭りとして盛大に執り行われたのが起源だということ。かつては山車が登場する祭りでしたが、地震や戦争で全ての山車が消失し、現在では町御輿が主流となっています。

見どころ


出典:ウィキメディア・コモンズ

日本三大祭りのひとつ「神田祭」は、本祭(ほんまつり)と陰祭(かげまつり)が交互に行われています。附け祭と呼ばれる神幸祭や200基にも及ぶ神輿宮入は、本祭に行われますよ。 2018年は陰祭でしたので、次回の2019年には神輿宮入が盛大に行われる予定です。やはり本祭の方が日本三大祭りに数えられる神田祭の迫力を楽しめるでしょう。

いつ開催されるの?

神田祭が開催されるのは、5月11日から5月17日まで。ただし、影祭の場合には日程が変動する可能性があるので、年ごとに確認した方がいいでしょう。

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