三陸鉄道の観光スポット7選|あまちゃんの舞台から神秘的な空間まで

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三陸鉄道は、岩手県の三陸海岸沿いを上下に運行している路線鉄道です。岩手県および沿線の市町村が運営している第三セクター方式の鉄道で、三陸に住む人にとっては欠かせない足となっています。

2018年現在、路線は久慈駅から宮古駅までの北リアス路線と釜石駅から盛駅までの南リアス路線があり、北リアス線の方が長く南リアス線の約2倍の距離です。

近年観光事業に力をいれており、「お座敷列車」などの規格列車をはじめ、記念切符の販売やご当地イベントの開催など精力的な活動を行っています。

三陸鉄道の歴史と復興


出典:写真AC

1984年に全通し初期第三セクター事業として成功を治めた三陸鉄道ですが、1990年代には、徐々に輸送人員が減少し始め赤字経営が続き、さらに2011年の東日本大震災によって多大な被害を受け、一時は多くの路線が利用できなくなっていました。

しかし、その後復旧作業が進み、2014年には無事全線復旧しました。

2019年には現在復旧作業が進められている宮古駅・釜石駅間を結ぶJR山田線が、三陸鉄道に移行する予定になっています。

復旧が完了すれば、南北リアス路線がつながり日本最長の第三セクター鉄道路線が誕生するのです。

三陸鉄道 NHK朝ドラ「あまちゃん」

NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」は、非常に高い人気を博した朝ドラでしたが、その「あまちゃん」のメインロケ地として数多く利用されたのが三陸鉄道です。

「あまちゃん」では“北三陸市”という架空の街として登場した久慈市をはじめとして、堀内駅や田野畑駅などの実際の駅を舞台としてストーリーが展開していきます。

北三陸駅のモデルとなった久慈駅、北三陸秋祭りの元となった久慈秋祭り、オープニングで登場した街を流れる久慈川、主人公たちが想いのたけを叫んだ琥珀坑道など、どれも久慈に縁の地ばかりです。

久慈市だけでなく、三陸鉄道沿いに見られる風土や風習がドラマを彩り、面白いものに仕上げてくれているのでしょう。

「あまちゃん」の魅力は三陸鉄道の魅力でもあるといえるかもしれませんね。

三陸鉄道のおすすめスポット①

小袖海岸(小袖海女センター)


photo by Toomore Chiang

小袖海岸は、「北限の海女」と呼ばれる「あまちゃん」にも登場した現役で活躍している海女さんがいることで有名な観光地です。

小袖海岸にある小袖海女センターでは、7~9月の期間中、海女さんが実査に素潜りする様子を見られます。

また、8月の第1日曜日には毎年「北限の海女フェスティバル」が開催されますから、海女さんの素潜り実演をはじめとして、ウニ摂り名人戦、郷土料理疲労など、普段ではなかなか味わうことのできない海の祭りを存分に楽しめるでしょう。

【小袖海岸(小袖海女センター)】

アクセス:三陸鉄道北リアス線久慈駅より車で25分

営業時間:センター開館9:00~17:00

URL:http://www.kuji-tourism.jp/ama/index.html

三陸鉄道のおすすめスポット②

浄土ヶ浜・浄土ヶ浜遊覧船


photo by yuichi hayakawa

浄土ヶ浜は、宮古駅から北東へ約3.5㎞にある風光明媚な海岸です。 5,200万年前にマグマの働きによりできた流紋岩という火山岩が立ち並んでおり、岩肌の白と海の青が絶妙のコントラストを魅せてくれます。

三陸復興国立公園・三陸ジオパークの中心に位置し、宮古の代表的な景勝地として古くから伝えられており、晴れた日は三陸鉄道の車窓からもこの美しい風景を目にできるでしょう。

また、浄土ヶ浜を周遊できる遊覧船も出ており、名勝である浄土ヶ浜の風景はもちろん、高さ40m・幅7mの棒状の巨岩「ローソク岩」、二つの巨岩が立ち並ぶ「夫婦岩」、上に向かって勢いよく潮を吹く「潮吹穴」など名所の数々を船の上から楽しめます。

【浄土ヶ浜・浄土ヶ浜遊覧船】

アクセス:三陸鉄道南リアス線宮古駅バス亭③よりバスで15分、浄土ヶ浜ビジターセンターより徒歩5分

営業時間:運航ダイヤによる

URL:http://jodo-yuransen.jp/

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