山間部の郷土料理!岐阜の名物7選④
五平餅
photo by eiji ienaga
岐阜県の名物料理は飛騨高山地方だけではありません。次に紹介する五平餅は岐阜県を中心とする山間部で食べられている郷土料理で、粒が残るほど荒く潰した餅米にたれをつけて串焼きにした料理です。
地域によって団子型だったり小判型だったり形やたれは異なりますが、一般的にはわらじ型で味噌や醤油ベースにクルミやゴマなどを合わせたものが多いのではないでしょうか。
中山道の宿場町には五平餅を扱うお店も多く、同じ地域でも形や味は異なるようです。五平餅の由来には諸説ありますが、神事に使う御幣(ごへい)という神具に形が似ているからという説と太平宿の五平という名前の人が作ったからだという説があります。
また、中央自動車道のサービスエリアやパーキングエリア、岐阜県内の道の駅などでは五平餅を販売しているところが多いので色々と食べ比べてみるのもおもしろいのではないでしょうか。
年越しそばにもラーメンを食べる?岐阜の名物7選⑤
高山ラーメン
photo by Yuya Tamai
次に紹介する岐阜県名物料理は高山ラーメンです。高山ラーメンは鶏がらベースで、和風カツオだしの醤油味で麺はかなり細めのちぢれ麺、具はネギやメンマ、チャーシューといったシンプルなものですが、一般的なラーメンの作り方とは違いだし汁とたれを同時に煮込んで作ります。
また、高山地方ではラーメンではなく中華そばという呼び方をするのが普通で、ラーメンではなく中華そばという暖簾を下げている店がほとんどです。
注文するときに「そば」といえばラーメンが出てきますし、年越しそばにもラーメンを食べる位に高山ラーメンは地域の生活に根付いているようです。
量は少し少な目で小腹が空いたときのおやつ代わりに食べられたりもしています。醤油だれをだし汁と一緒に煮込んで作るため濃い目の醤油味に細く縮れた麺が良く絡んで満足のいく岐阜県名物料理のひとつです。
お店によって味が違う!岐阜の名物7選⑥
たじみそ焼きそば
出典:たじみそ焼きそば研究所
あまり聞きなれない料理ですが、たじみそ焼きそばは日本で一番熱いと言われる岐阜県多治見市のご当地B級グルメです。名前のとおりピリ辛の味噌で炒めた焼きそばに半熟卵が乗った多治見市の焼きそばです。
歴史はまだ浅く、2010年に開催された多治見焼きもんコンテストで家庭料理のみそ焼きそばを基に多治見西高校の堀先生が考案し、プロの調理人が回鍋肉のたれを使って調理したものがグランプリに輝きました。
それから多治見市内では正式にメニューに載せて販売するお店が増え、メディアへの露出や口コミで新たな岐阜県名物料理として評判が広まっていきました。お店によってオリジナリティを発揮しているので味もどんどん進化しているようです。
今現在多治見市でも20数店舗のお店のメニューに載っており、各地でのイベントにも積極的に参加しているようですのでどこかで見かけたら一度試してみるのもいいのではないでしょうか。