ジャパニーズウイスキーはなぜ人気?おすすめの銘柄9選も紹介

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ジャパニーズウイスキーの魅力

ウィスキーは世界中で愛されている蒸留酒ですが、生産している地域は限られます。

最近世界中で評価が上がっているジャパニーズウィスキーは、スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダと並び、世界五大ウィスキーの一つとされています。

ジャパニーズウィスキーは、実に個性豊かです。小さなウィスキー製造者の多いスコットランドほどバラエティの豊かさは目立ちませんが、日本のウィスキーを隅から隅まで眺めると、味わいが実に個性豊かであることがうかがえます。

ジャパニーズウィスキーの構造的特徴は、サントリー、ニッカの二大メーカーが、複数の蒸留所により非常に規模の大きい生産をしている点です。ブレンドするウィスキー原酒の全てを一社で賄い、小メーカーから買ってくることなしに作りあげる、このような生産形態は世界的には極めて珍しいものです。

規模の大きさは、画一的な商品を大量に作るイメージにつながるかもしれませんが、ウィスキーに関してはそうではありません。ポットスチル(蒸留釜)や熟成樽に様々な組み合わせがあることを活かし、二大メーカーは常に個性豊な原酒を作り続けています。

ジャパニーズウイスキーが人気の理由

ジャパニーズウィスキーは個性豊かで一概には括ることはできませんが、共通項があるとすれば、味わいの繊細さです。

繊細さは、持っている原酒の豊富さによりもたらされるものです。そして、ジャパニーズウィスキーで最も従事されているコンセプトは、食事に合うことで、この発想でウィスキーを作っている国は他にないでしょう。最近では中国富裕層が、こぞって日本の高級ウィスキーを買い付けているとも伝えられます。

あまりのウィスキーブームにより、生産が追い付かなくなっていると伝えられるジャパニーズウィスキーですが、20~30年後を見据え、長期的に貯蔵酒を増やしているところです。

ジャパニーズウイスキー9選①

山崎


ウィスキーの多くはブレンドウィスキーです。食事に合うコンセプトからは、複雑であっても突出しないウィスキーが求められます。ですが、ブレンドウィスキーは、個性豊かなシングルモルトをベースにして生まれるものです。

シングルモルトとは、モルトウィスキーのみを、単一の蒸留所で熟成させたものを言います。日本の代表的シングルモルトのひとつが「サントリー山崎」です。サントリー山崎蒸留所は大阪・京都の府境の、大阪府島本町にあり、「山崎」は京都側の地名です。

新幹線の車窓からも蒸留所が目に入ります。山崎蒸留所では、6つの異なるポットスチルを使い、極めて個性的なウィスキーを生み出すミズナラ樽など、樽を使い分けることで様々なウィスキー原酒を作っています。

ですから明確にシングルモルトではあるのですが、実に個性的な原酒がヴァッティングされているのです。なお、モルト原酒だけを併せるのはブレンドとは言わず、ヴァッティングと言います。山崎の味の特長は、柔らかさにあります。柔らかくても、シングルモルトですから軟弱ではありません。しっかりして華やかな香りが漂う、日本を代表する逸品です。

ジャパニーズウイスキー9選②

イチローズモルト


ジャパニーズウィスキーは、サントリーとニッカが牽引してきて、今でも併せて9割のシェアを誇っています。キリンディスラリーなどそれに次ぐ大手もありますが、ここに来て話題になっているのは地ウィスキーです。埼玉県秩父市のベンチャーウィスキーでは、「イチローズモルト」を製造販売しており、今や世界的な評価を集め、各賞総なめ状態です。

イチローとは創業社長、肥土伊知郎氏のことです。しっかりした味だけでなく、お洒落なラベルにも人気があります。

ジャパニーズウイスキー9選③

白州


白州も、山崎と同じサントリーの商品で、こちらは山梨県の白州蒸留所のシングルモルトです。

先輩の山崎に負けない評価を持っています。豊かな自然に囲まれたロケーションから、さわやかな柑橘系を思わせる味がします。ボトルもそれに合わせてグリーン系となっています。

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