千枚田とは?|美しい千枚田4選(白米/中山/丸山/大山)を紹介

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千枚田とは

 日本の緑豊かな風景というのは、日本人のみならず、観光で訪れる外国人からも人気があります。そんな日本の美しき風景を象徴するものに「千枚田」というものがあります。

読みを「せんまいだ」とする「千枚田」は、傾斜がある土地などに、平らに整えられた数多くの田んぼが段々に形成されている、いわゆる「棚田」と呼ばれるものが一望できる様のことを表しています。

傾斜地や山間部が多い日本を象徴しているような「千枚田」は時に私達に幻想的な姿を見せてくれます。日本には美しい「千枚田」が全国各地に存在しており、その姿は見に訪れる人々を魅了してやみません。 

美しい千枚田①

白米千枚田(石川県)


出典:写真AC

石川県の輪島市白米町には、能登半島の北側に「白米千枚田」(しろよねせんまいだ)と呼ばれている棚田群があります。この「白米千枚田」は国道294号と日本海に挟まれた非常に狭い傾斜地に形成されている「千枚田」となっていて、1つ1つの田んぼが非常に狭いことでも有名です。

海岸に向けて田んぼが階段状に段々と下っていく光景は非常に美しさがあります。この美しい光景を裏付けるかのように「白米千枚田」は2001年に「白米の千枚田」という名称で国の名勝に指定されています。また、2011年6月にはFAO(国連食糧農業機関)により世界農業遺産に認定されています。

美しい千枚田②

中山の千枚田(香川県)


出典:写真AC

高松港などからフェリーで1時間ほどかかる場所にある香川県の小豆島には、日本の棚田100選に選ばれた「中山の千枚田」(なかやまのせんまいだ)があります。

小豆島にある中山地区北側に700を越える田んぼの集合群を形成している「中山の千枚田」は、湯船山の急傾斜地を利用して作られています。

その湯船山から1日に約400トンと非常に豊富な水量を誇る名水「湯船の水」が流れ出でており、この清らかなで雑味のない湧き水が、「中山の千枚田」を形成している田んぼに植えられた耕作物を豊かに育て上げてくれています。

非常に広大な棚田を形成している「中山の千枚田」は、秋になると稲穂が金色に輝き、空の青さと相まって得も言われぬ光景を演出してくれます。

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