津和野名物「うずめ飯」とは?|意味・簡単レシピ・絶品スポット

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島根県と言えば、何を想像しますか?

なかなか足を運ぶ機会がない島根県ですが、豊かな山林に囲まれた土地はおいしい農産物と水産物に恵まれた素晴らしい土地です。きれいな川でしか育たないと言われる本ワサビやアユ、ウナギは知る人ぞ知る絶品食材といえるでしょう。

今回は、島根の本ワサビを存分に楽しめる郷土料理の「うずめ飯」のレシピをご紹介します。

うずめ飯の「うずめ」とは


photo by minato kaidou

その昔、日本各地にお殿様が統治する国が多数あった頃、島根県は3つの国に分けられていました。東部の出雲(いずも)国・西部の石見(いわみ)国・離島が連なる隠岐(おき)国と言われ、現在でも島根県の天気予報等では出雲地方・石見地方・隠岐地方と区分されていることがあります。

うずめ飯は、その3つの地方の島根県の西部「石見」という地域で食べられてきた郷土料理です。

「うずめ飯」と聞いたとき、頭の中で想像するのが「うずめ」という食材が入っているごはん物のお料理。「うずめ」とはどんなものか気になりますよね。一体、何を指しているのでしょうか。

実は、「うずめ」とは「うずめる」、「埋める」という意味で特定の食材を指しているわけではないのです。

ワサビと海苔が乗ったごはんに出汁をかけた、一見シンプルなお茶漬けのような見た目。そのごはんの下にかまぼこやシイタケ、高野豆腐が煮付けられた具が埋められているのです。また、それだけでなく牛や豚肉、鯛などの豪華な食材を埋めることもあります。

なぜこのような料理になったのかは諸説ありますが、石見国がおかずさえも食べられない倹約時代であったときに庶民が工夫をして肉や野菜をご飯の下に隠し埋めたのがはじまりといわれています。

島根県鹿足郡津和野町がルーツだという説もあり、今でも津和野町ではうずめ飯を食べられる飲食店が多くあります。

「うずめ飯」の簡単レシピを紹介!


photo by minato kaidou

〔材料(4人分)〕

ごはん 800g

〇かまぼこ 1/2本

〇ニンジン 1/4本

〇シイタケ 3個

〇豆腐(木綿・絹どちらでも) 1/4丁 

水 500ml

薄口しょうゆ 大さじ1

和風顆粒だしの素 小さじ2

塩 小さじ1/2

本ワサビ お好みで

海苔 お好みで

〔作り方〕

1.お米を研いで水に30分~1時間浸す。浸しておいたお米の水気を良く切ってから釜に入れて、水を加えて蓋をする。

2.中火~強火にかけて湯気が勢いよく上がってくるまで沸騰させてそのまま2分程待つ。待ったら火を消して20分程おく。20分経ったらお米を釜底から大きくかき混ぜる。

3.〇の材料をすべて5㎜角に切る。

4. 3を水・だしの素・塩と一緒に小鍋で煮る。ニンジンにくしが通るくらい柔らかくなったらOK。

5.大きめの茶碗に具材だけを入れる。

6.具材の上からごはんを乗せる。

7.余った煮汁にお湯を400mlほど入れ、塩などで味を調え茶わんに熱い汁をそそぐ。

8.ワサビと海苔をあしらい完成。

「うずめ飯」を作る際のポイント


出典:写真AC

では、うずめ飯の簡単レシピがわかったところで作る際のポイントをご紹介します。

地域によって、うずめ飯に肉や魚を使うレシピで食べられている場所もありますが、今回は肉や魚が入らないレシピでご紹介しました。様々なうずめ飯のレシピに挑戦し、豊富な味わいを楽しんでみてください。

わさびはチューブのわさびでも良いですが、本ワサビが手に入る場合はぜひ本ワサビでお試しください。香りが華やかでチューブのワサビとは別物です。

うずめ飯の名前の通り、具がごはんの下で隠れて見えないようにすることがポイントです。

「うずめ飯」を食べる時のポイント


出典:写真AC

今回はシンプルなうずめ飯のレシピをご紹介しましたが、仕上げにセリ三つ葉などの香草を添えてもおいしく召し上がれます。ワサビを少しずつ溶かしながらお出汁とごはん、具の三位一体をお楽しみください。

また、今回ご紹介したレシピでは簡単レシピなのでだしの素を使用していますが、昆布と鰹節(かつおぶし)で丁寧に時間をかけて作った「だし」を使ってうずめ飯を作るとより深い味わいになります。

お茶漬けのような見た目ですが、うずめ飯を初めて食べる人はごはんの下から出てくる具に驚き、ほっとするおだしの味にも納得してくれるはずです。

うずめ飯は夜ご飯の1品としてはもちろん、二日酔いの朝や食欲がなくなる夏場でもさらっと食べられるのがうれしいポイントです。

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