旬の魚を紹介【季節別】|栄養素・効果・味わい・特徴・をチェック

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「秋」が旬の魚は

脂肪がたっぷり


出典:写真AC

秋の9月~11月にかけてとれる旬の魚は、鮭・さんま・さば・にしん・鰹などが挙げられます。秋刀魚はDHA・EPA・ビタミン・カルシウム・鉄分など身体にいい栄養素がたっぷり含まれています。

秋が旬の魚は、他の季節に比べて脂肪の含有量が多いと言われています。秋を告げる魚として、脂がたっぷりのった秋刀魚やさば、産卵で川へ戻る鮭などが有名です。

魚の種類 味わい 主な生産地
鮭(さけ) 脂が乗っており、深みのある味わい。 北海道・岩手・青森
秋刀魚(さんま) 脂が乗っており、濃厚な味わい。内臓まで食べられ、美味。 北海道・宮城・福島
鯖(さば) 秋サバは最も脂が乗っており、美味。 茨城・長崎・静岡
鰊(にしん) 秋の鰊は脂が乗っており美味。 北海道
鰹(かつお) 秋に漁獲する「戻り鰹」は、しっかりと脂が乗っており濃厚な味わい。 静岡・東京・三重

【全国で親しまれている高級魚】のどぐろの旬の時期や味の特徴を紹介

【秋田県で愛される魚醤】しょっつるの作り方や料理のレシピ

【知っておきたいことわざ】「魚心あれば水心」意味と由来

「冬」が旬の魚

大きな魚がたくさん


出典:写真AC

冬の12月~2月にかけてとれる旬の魚は、あんこう・金目鯛・たら・ぶり・ふぐなどが挙げられます。ぶりには、DHAやEPA、ビタミンB1・B2、ビタミンDなどが含まれています。

ちなみに天然物と養殖物では含まれるビタミンの量に差があり、天然物の方が多く含まれていると言われています。

冬が旬の魚は、寒さが厳しくなることから脂がのり、栄養価が高く、身がしまっているという特徴があり、他の季節に比べると、大型の魚が多くとれます。また冬にとれることから、寒ブリや、寒ビラメ、寒ボラと呼ばれる魚も多くみられます。

魚の種類 味わい 主な生産地
鮟鱇(あんこう) 身は淡泊な味わい。肝が美味。 山口・島根・茨城
金目鯛(きんめだい) まったくクセがなく、上品な脂の甘さが特徴。 静岡・神奈川
鱈(たら) 身は淡泊な味わい。オスは白子、メスは卵巣のたらこを持つ。 北海道・宮城・岩手
鰤(ぶり) 脂が非常に乗っており、さまざまな調理法で楽しめる。 長崎・石川
河豚(ふぐ) 身は筋肉質で非常に歯ごたえがある。深みのある味わい 石川・北海道・福岡

四季折々の旬の魚を味わおう!


出典:写真AC

このように、季節によって旬をむかえる魚は異なり、面白いことに丁度その季節に、人々が必要としている栄養分をたっぷりと含んだ状態で、沿岸にたどり着いてくれます。

現在は養殖技術が進歩し、人工で育てることの出来る魚の種類も増えてきたため、年中味わえる魚が多くなってきました。そのためどの季節に旬を迎える魚なのかわかっていない方や、誤解している方も多いようです。

このように季節を限定せずに様々な魚を頂けることは、大変ありがたいことではありますが、この春・夏・秋・冬という4つの季節が巡るのは日本ならではです。

四季折々に旬を迎える食材をその時の味としてありがたく堪能し、季節を楽しむことが大切です。自然の恵みに感謝しつつ、それぞれの季節の旬の味として「旬の魚」を美味しく頂きましょう。

【全国で親しまれている高級魚】のどぐろの旬の時期や味の特徴を紹介

【秋田県で愛される魚醤】しょっつるの作り方や料理のレシピ

【知っておきたいことわざ】「魚心あれば水心」意味と由来

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するキーワードから探す