煎茶と玉露・番茶との違い
日本人でも、意外とよく知らないお茶の違いを紹介します。「煎茶」は先ほどまでの説明のように、最も一般的な製法で作られたお茶のことですが、「玉露」とは、どのようなものなのでしょうか?
「玉露」は日本茶の中でも最上級のお茶で、生産量は全国で約270tです。つまり、日本人一人あたり、2gほどしか生産されていない貴重なお茶なのです。ですので、日本人であっても「玉露」は飲んだことがないという人も意外に多いお茶です。
「玉露」と「煎茶」の違いは、その栽培方法で、「玉露」は茶樹に当たる日の光を避け、茶園を覆いつくす被せをしたり、土に良いとされる肥料を与えたり、手摘みで茶葉を摘んだり、手間暇をかけて贅沢に作られます。
また、よく聞く「番茶」はどのようなお茶なのでしょうか?こちらは普段私たちがよく飲んでいる、とても一般的なお茶です。晩い時期に摘んだお茶、という意味で「番茶」と呼ばれています。
今はよく、固い葉や古い茶葉で作られた下級のお茶のことを指しています。しかし、実に飲みやすい味わいで、番茶が一番親しみが持てる味で好きだ、という人も多く、お子様や体の弱い方も飲みやすいお茶として知られたお茶です。
日本人に愛されてきた煎茶
日本人に最も親しまれてきた煎茶ですが、加工方法や収穫のタイミング、製造方法などによって形を変える、奥深くも面白いのが茶葉です。玄米茶・新茶・ほうじ茶・紅茶・抹茶など、さまざまなお茶の種類がありますが、その中でも最も日本人に長く広く愛されてきたのが「煎茶」です。
ふだん何気なく口にしている「煎茶」ですが、色々な工程を経て手間がかかっているからこそ、その旨味と香りが備わっているのです。今一度、そんな「煎茶」の良さを見直してみてはいかがでしょうか。
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