・江戸扇子について 江戸扇子は東京で作られている扇子を指します。京都で生まれた扇子作りが江戸に渡り、現代まで独自に発展し受け継がれてきました。 江戸扇子の特徴 江戸扇子の特徴は、扇骨の数が14〜15本と少なく、しっかりとした扇骨に折り幅が広いのが特徴的です。骨太なその形状やデザインからは男性的な印象を受けます。 また、図柄も京扇子ほど華やかなものは多くないですが、その分シンプルかつ落ち着いていて味のある扇子となっています。 ・江戸扇子は全て「一貫生産」 江戸扇子の製作は絵付けや扇骨作りを除いて全て1人の職人によって行われています。最初から最後まで同じ職人が手がけるので、大量生産が難しくその分価値も高いです。 新しい人材を育てようとすると全ての技術を注ぎ込む必要があり、一人前になるまでには長い修行が必要となります。そのため、今も活躍している江戸扇子職人は年々数が少なくなってきているのが現状です。 しかし、全ての工程を1人で担うからこそ職人のこだわりが一貫して表れる点が京扇子には無い魅力であり、同時に江戸扇子職人の魅力ともいえます。 ・江戸扇子の製作工程 扇面加工、折り作業、仕上げを全て一貫して行います。扇面加工では紙を裁断し、貼り合わせます。その紙に色や図柄が施された後、扇骨を差し込む穴を広げます。それから紙に折り目をつけ、形を整え、息を吹き込んで穴を広げ、扇骨を差し込んでいきます。そしてここからしっかりと癖をつけてさらに形を整え、閉じた時にパチンと合う扇子を仕上げていきます。 これら1つ1つの作業には相当な技術が必要となってくるため、江戸扇子職人に求められる技術の量は大変多いです。しかし、だからこそファンも多く、そんな職人に憧れて大変な修行期間を経て技術を受け継いできた人たちもいるのです。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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出典:フォト蔵 本格焼酎ブームの影響もあり、幅広い層で人気となっている焼酎。それにともない、現在ではさまざまな割り方も増えてきています。 皆さんは、どのような方法で飲んでいるのでしょうか。 実は、焼酎というのはその割り方によって、さまざまな味わいの変化を見せてくれるお酒でもあります。 いつも決まったように同じ飲み方をしていては、少々もったいないかもしれませんよ。 焼酎にどのような味わいを求めているのか、あるいは種類や銘柄によっても割り方に合う合わないがあるので、ぜひ覚えておきたいところです。 焼酎のおすすめの割り方その1【ロック】 出典:写真AC ロックは、焼酎本来の味わいを楽しむのに向いている割り方です。 この飲み方が広まったことが、焼酎ブームを作るきっかけになったともいえるほどです。 ストレートではきついと思われがちな焼酎ですが、飲みやすい銘柄が増えてきたことでロックでもかなり飲みやすくなりました。 香りを引き立てる割り方でもあるので、芋や米、麦といった原料の風味をほどよく残した乙類の本格焼酎におすすめです。 作り方は、まずできるだけ大きめの氷を、あらかじめ冷やしておいたグラスに入れてください。このとき、氷を軽く回してから水を捨てると、グラスの温度が下がってよりゆっくり溶けるようになります。 その氷に当てるように、ゆっくり焼酎を注いでいきます。 あとは、グラスに水滴が出てくれば飲みごろです。ゆっくりと、焼酎の香りや味を楽しみながら飲んでください。 好みで、梅干しやレモンで酸味をくわえても、美味しく飲めます。 ロックは、時間が経つにつれて、少しずつ水割りのように味わいが変化していくのも特徴です。 ですから、氷自体もできるだけ美味しい水で作られたものを用意しておきましょう。 アルコール濃度は高くなるので、もっとも酔いやすい割り方でもあります。 焼酎のおすすめの割り方その2【お湯割り】 出典:写真AC お湯割りは湯気によって香りが広がり、味がまろやかになる割り方です。 焼酎の本場の鹿児島では定番となっていて、焼酎の魅力をもっとも引き出すことができる、通の割り方ともいわれています。 まずは、お湯を70℃ぐらいまで冷ましてから、湯呑などに注いでください。焼酎は、そのあとから注ぐのがポイントです。そうすることで、温かいお湯が自然に対流を起こして混ざり合ってくれます。 また、お湯の温度を焼酎が下げることで、もっともおいしいといわれる40℃前後の温度となるのもポイントです。 温度を計るのが面倒なときは、一度別の器に移してから注ぎ替えると、ちょうどよい温度となります。 割合については、焼酎の黄金比といわれる「焼酎:水=6:4」がおすすめです。まろやかな味わいを重視する場合は、ちょうど半々ぐらいに薄めるとよいでしょう。 小ぶりの酒器で少しずつ作りながら、ゆっくり時間をかけて飲みましょう。 干物やエイヒレなど、うまみのある乾き物をおつまみにすると、よりその香りを引き立ててくれます。 焼酎のおすすめの割り方その3【水割り】 …
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出典:写真AC 長野に限らず、全国でも上位の酒蔵として知られている小野酒造の「夜明け前」は、フルーティーで味の変化も楽しめる日本酒です。長野の酒蔵の中でも、全国新種鑑評会において何度も金賞を受賞している酒蔵で、完成度の高い日本酒がそろっています。 中でも、「夜明け前」は厳しい寒さの長野の地の利を活かし、伝統的な手作りを忠実に守りつつ、中央アルプスの霊峰「霧訪山」からの伏流水を仕込みに用いるなど、この地でしか製造できない仕上がりになっています。 最適な条件で生み出された夜明け前は、雑味が少なく、穏やかで優しい味わいの中にキレが良く、飲みやすい日本酒になっています。開封してからも味の変化が見られますので、時間をかけて楽しみたい日本酒です。 長野県のおすすめ日本酒その7「幻舞」 photo by regvn 酒千蔵野の「川中島 幻舞」は、透明度の高さを日本酒にしたような、綺麗で華やかな香りと味わいが楽しめます。大吟醸は第54回長野県清酒品評会において優等賞を受賞しており、メロンのような豊潤な香りとすっきりとした酸味は、飲みやすくくせになる美味しさです。 また、特別本醸造は淡麗で旨みや酸味、甘みなどのバランスが絶妙です。独特な風合いが料理を引き立て、食が進む日本酒です。こちらの蔵元は長野県でも最も古く、日本国内においても7番目という老舗中の老舗です。 完成度の高い日本酒を、高いコストパフォーマンスで提供したいというスタンスで丁寧に醸造しており、購入者からの満足度も高いです。購入してから味わいの変化を楽しめる点も、多くのファンの心をつかんで離さない理由の1つです。 長野県のおすすめ日本酒その8「黒沢」 黒沢酒造の「黒沢」は、生もと仕込みの日本酒で、甘すぎず、フレッシュな風合いが飲みやすいです。こちらの蔵元は全国でも屈指の高い標高で、地元の酒米や自家栽培の酒米を用いて、長野らしい日本酒を製造しています。 高原ならではの澄み切った空気や豊富で清冽な湧き水に恵まれており、長野の湿度が低く冬の寒さが厳しい環境を活かし、高品質な日本酒を造り続けています。 「黒沢」は開封したばかりの頃はオイリーな甘さや苦味が強い味わいですが、しばらく置いておくと、ドライな酸味を強く感じられるようになります。自分の好みのタイミングを探す楽しさもあり、リピーターも多い日本酒です。 隠れた銘酒が豊富な長野の日本酒 長野県の日本酒の魅力は、知名度が高くないにもかかわらず、数多くの賞を受賞するような名酒が多数あるところです。丁寧な製造やこだわりの原料のため、他の地方の蔵元のように量産することは難しいものの、一つ一つ大切に作られた日本酒はいずれも深い味わいがあり、予期せず素晴らしいお酒に出会った時の喜びが格別です。 また、アルプス山脈から湧き出てくる豊富な水は、日本酒の仕込みだけでなく、地元の良質な酒米を育てるときにも役立っており、他の地域では味わえない複雑な香りを楽しめます。 良く知られている銘柄を購入するとはずれはないですが、運命の出会いともいえるような最高の日本酒に巡り合える可能性もありますので、長野の日本酒にも挑戦してはいかがでしょうか。実際、知人に紹介された、飲んだことがないので試してみたという軽い気持ちで飲んだ結果、すっかりファンになったという人も少なくありません。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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「なし崩し的に事を進めていく」といった文章を目にしたことはありますか? この例文で使われている「なし崩し」という言葉を目にしたり耳にする機会はよくあるとは思いますが、その意味をしっかりと理解している人は意外に多くはないのではないでしょうか。 「なし崩し」という言葉の意味やその由来などを紹介していきましょう。 なし崩しの意味 出典:写真AC 「なし崩し」という言葉は、「ものごとなどを徐々に進めて片づける」ということを意味しています。 よく、「雰囲気や勢いに任せて」という意味や、「うやむやにして」という意味で「なし崩し」という言葉が使われている場面を目にしますが、本来こういった意味はありませんので、「なし崩し」という言葉を使う際は注意してください。 なし崩しの由来 ・言葉の背景 「なし崩し」という言葉の意味は先述の通りであり、「少しずつ」という言葉に言い換えることができます。間違った使い方で使ってきた人にはピンとこないかもしれませんが、ここでイメージしやすいように「なし崩し」という言葉の語源や由来に触れてみましょう。 「なし崩し」という言葉は、本来「済し崩し」と書きます。つまり、元々は借金の返済に関する言葉だったわけです。 借金を少しずつ返済していき、完済に向かっていく様子を表す言葉として使われていたことが転じて、ものごとを進める様子を表す言葉として使うようになりました。 こうして語源を見てみると、「なし崩し」という言葉が「少しずつ」と言い換えることができるのもイメージしやすいでしょう。 なし崩しの例文を紹介 出典:写真AC 「なし崩し」という言葉が「少しずつ」として言い換えられることをイメージできるようになったところで、「なし崩し」という言葉を使う場面を見てみましょう。 まずは、冒頭で紹介した「なし崩し的に事を進めていく」という文章を見ていきます。 この例文は、仕事上のプロジェクトやプライベートでのリフォーム計画など、自分やチームの立てた計画について、計画の終着点に向かって一つずつ着手し、手を進めていく様子を指した文章になります。 もう一つ違う場面で使う例文として、「労働環境がなし崩しに悪化する」という文章も見ていきましょう。 この文章の場合は、終着点は見えませんが、自分あるいは周囲の労働環境が徐々に悪くなっていく様子を指しています。 後者の例文では、「成り行きで」といった間違った意味として使われる「なし崩し」と近い使い方でもありますが、あくまでも「少しずつ」悪くなっている様子を指しています。 「なし崩し」という言葉に含まれる「崩す」という単語にマイナスイメージを抱く人もいると思いますが、実際には良い意味でも悪い意味でも使うことができる言葉になります。 なし崩しの類義語・対義語 「なし崩し」という言葉の類義語と対義語を紹介していきましょう。 まずは類義語から見てみましょう。すでに紹介しているように「少しずつ」や「徐々に」という言葉が分かりやすいでしょう。 他には「じわじわと」といったように変化に時間がかかる様子を表す言葉が類義語にあたります。 次に対義語についてみてみましょう。「急速に」といったように、ものごとの変化のスピードが速いというイメージを持てる言葉が対義語にあたります。 なし崩しを正しく使う 出典:写真AC 「なし崩し」という言葉の意味や語源、文章中での使い方などを紹介してきましたが、皆さんが知っていた「なし崩し」の意味は間違ってはいなかったでしょうか? …
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東京では毎年さまざまな花火大会が行われており、場所、規模、特徴などは花火大会によって様々です。ここでは東京で開催されるおすすめの花火大会10選をご紹介します。 東京の花火大会その1「足立花火大会」 古い歴史を持つ 出典:pixabay 足立花火大会は、東京都足立区で毎年7月に開催される花火大会で、正式名称を「足立の花火」といいます。開催日は例年、7月最終土曜日の2日前の木曜日です。会場は荒川河川敷の西新井橋と千代田線鉄橋の間です。来場者は約610,000人で、約12,000発が打ち上げられます。 足立花火大会の歴史は古く、明治時代に千住大橋の落成を祝い花火を打ち上げたのが起源といわれており、1924年に千住新橋が開通したのを記念して「千住の花火大会」として第1回が開催されました。 その後、第二次世界大戦により中断しましたが、1979年に復活し、それ以降夏の風物詩として東京都民に親しまれています。 2018年は7月21日(土)に開催され、打ち上げ時間は午後7時30分から午後8時30分です。 東京の花火大会その2「葛飾納涼花火大会」 日本最古の花火が見られる 出典:pixabay 葛飾納涼花火大会は、7月の下旬に江戸川河川敷にある葛飾区柴又野球場で行われる花火大会です。約13,000発が打ち上げられ、来場者は約630,000人です。 観客席から打ち上げ場所までの距離が近いことや、日本最古の花火「和火」を堪能できることが特徴の、古き良き下町葛飾を象徴する花火大会です。 2018年は7月24日(火曜日)の午後7時20分から午後8時20分に開催されます。 東京の花火大会その3「隅田川花火大会」 打ち上げ総数2万発!東京最大規模を誇る花火大会 photo by Kentaro Ohno 隅田川花火大会は、大飢饉とコレラの流行によって、江戸で多くの死者が出た1732年に徳川吉宗が打ち上げた「両国川開きの花火」を起源とする花火大会で、日本で最古の花火大会といわれています。 会場の隅田川沿いで2万発以上の花火が打ち上げられ、約950,000人が来場する、東京で最大規模の花火大会です。 10社の花火業者が花火の美しさと技を競う花火コンクールも開催されます。 会場は桜橋下流から言問橋上流の第一会場と、駒形橋下流から厩橋上流の第二会場に分けられます。 例年7月の最終土曜日に開催され、2018年は7月28日(土)の午後7時から午後8時30分頃に打ち上げられます。 東京の花火大会その4「江戸川区花火大会」 エンターテイメント性に溢れる photo by Xiaojun Deng 江戸川区花火大会は、東京都江戸川区で行われる花火大会です。対岸の千葉県市川市では「市川市民納涼花火大会」と称し、第10回目以降は同大会との共同開催となっています。 …
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松阪牛とは、三重県松阪市及びその周辺で飼育された牛で、神戸牛(神戸ビーフ)、近江牛、に並ぶ「日本三大和牛」の1つでもあります。 松阪牛の読み方は、「まつさかうし」が正式になりますが、「まつさかぎゅう」でも問題ありません。 また、「まつざかうし」「まつざかぎゅう」と「ざ」の部分に濁点を打つ表記は正しくありませんが、語呂の都合上そのような読み方であれば問題無いとされています。 「肉の芸術品」の異名を持ち、霜降りで柔らかな肉質、深みがあり上質な香り、脂肪の溶け出す度数(融点)低く舌触りの良さが、松坂牛の特徴とも言えます。 松阪牛の歴史 出典:写真AC 平安時代前は肉を食べていたのですが、平安時代に仏教が定着すると、肉を食べなくなり、牛は専ら役牛(耕作や運搬などに使う牛)として用いられました。 江戸時代になると、兵庫県但馬の雌牛(但馬牛)の子牛を、紀州(和歌山県)に移入しました。理由は、紀州が規制や税負担の無い地域であった為です。それら子牛をある程度まで大きくして農作業を教え、その後に役牛として近畿各地に送り出していました。 明治時代になって多くの人が肉を食べるようになると、美味しい牛肉を人々は求めるようになりました。 松阪周辺でもこの牛を導入していましたが、和牛、特に松阪周辺で育った松阪牛は食肉牛として優れていることがわかったのです。 その為、東京の有名レストラン、デパート、百貨店等が松阪牛をわざわざ購入しに行きました。 また、1935年に東京で「全国肉用牛畜産博覧会」という品評会で名誉賞を受賞したことから、全国的に知られるようになりました。 さらに、戦後の1949年から「松阪肉牛共進会」が始まり、松阪牛の名声をさらに高めました。高度成長期以降より、松阪牛は次第にブランド牛肉として認知されるようになっていったのです。 松阪牛の格付け基準 出典:写真AC 松阪牛の基準としては、 ①旧22市町村での松阪牛生産区域(松阪市、津市、伊勢市、久居市、多気町、明和町、飯南町、飯高町、一志町、嬉野町、白山町、香良洲町、三雲町、大台町、大宮町、度会町、小俣町、玉城町、宮川村、勢和村、美杉村、御園村)であること。 ②松阪牛個体識別管理システム(各松阪牛をインターネットで検索し、消費者が一目で品質に安心安全で、産地偽装をしていないことが分かるシステム。)に登録された黒毛和牛で、かつ未経産の雌牛であること。 ③肥育期間が、松阪牛生産区域での肥育期間が最長・最終であること(生後12ヶ月までに松阪牛生産区域で導入され、導入後の移動は生産区域内に限られる)。 ④牛肉枝肉格付等のシステムの条件を満たし出荷されたもの。 が、挙げられます。 松阪牛と他の黒毛和牛の違い 出典:写真AC 松阪牛と他の黒毛和牛の違いは、数多くの黒毛和牛の中でも厳しい選定の中で選ばれたものが松阪牛として扱われています。 また、牛肉の中でもトップクラスと呼ばれており、他の黒毛和牛やブランド牛よりも非常に高いのも違いと言えます。さらに、上質で柔らかく、美しいサシの入り方、口の中でとけてしまう程の肉質の加減は他の黒毛和牛では出せないレベルのもので、松阪牛ならではのものでもあります。 飼育方法も他の黒毛和牛と異なり、松阪牛はビールを飲ませることが特徴的です。ビールを飲ませることにより食欲促進させ、食い止まりがなくなり、さらに肉付きが良くなります。 その為、枝肉が大きくなると共に脂身も多く含まれた肉質になるのも松阪牛と他の黒毛和牛の違いともいえます。 松阪牛で舌鼓を打つ 贅沢品として相応しい松阪牛ですが、なぜこれ程までに高級であり有名であるのかは、歴史や品質の観点からでも一目瞭然なのです。 ブランド牛も、松阪牛、神戸牛、近江牛だけでなく、米沢牛や前沢牛と多々ありますが、その中でも図抜けて美味しく高いのも松阪牛の魅力ともいえます。 …
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出典:写真AC 「暗中模索」という言葉を、ニュースなどでよく目や耳にする機会があります。 たとえば、「監督としてチームづくりに暗中模索の日々が続く」、「いまだ暗中模索のまま政策が決定した」というような形で用いられています。 自分自身でも使ったことがある、という方も多いのではないでしょうか。 学校のテストや入試などで問題として出されていたのを覚えているという方もいるかもしれませんね。 しかし、その詳しい意味や正しい使い方を知っている人は、意外と少ないかもしれません。この記事では、その語源や例文などから暗中模索という言葉について学んでいきましょう。 【意味】 暗闇のなかであれこれ探し求めること、転じて、ゴールや正解などが見えない状態で、何らかの目的をなし遂げるために物事を進めていくこと。 【由来】 唐代に著された「隋唐嘉話(ずいとうかわ)」の一篇から。 【類語】 五里霧中、試行錯誤 【対義語】 明明白白、一目瞭然 【英訳】 「grope (in the dark)」「trial and error in the dark」「be at sea」 暗中模索の意味とは? 出典:ぱくたそ 「暗中」というのは、そのまま暗がりや闇の中にいる状態をあらわします。 一方、「模索」は本来の中国語の表記では「摸索」というのが正しい表記です。日本では「摸」が常用漢字に入っていないため、同じ音の「模」で書き換えているのです。 …
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文章の中に、「なんとも荒唐無稽な話だ」「あの人の言うことは荒唐無稽だ」といった言い回しが出てきて、戸惑ってしまった経験はないでしょうか。 荒唐無稽という四字熟語は、日常会話の中で頻繁に出てくるわけではありませんが、小説などでは、割とよく見かけるものです。 漠然としたイメージはあっても、「正確な意味までは自信がない」という人は、ここで説明する正しい意味や例文などを、ぜひ参考にしてみてください。 文章を読むときはもちろん、自分で文章を考えるときも、意味や使い方を把握していれば、困ることはありません。 【意味】 現実的でなく、中身も根拠もない、めちゃくちゃで訳がわからないこと。 【由来】 荒唐の「でたらめ」という意味と無稽の「根拠がない」という意味から。 【類語】 「馬鹿馬鹿しい」「頓珍漢(とんちんかん)」「非常識」「出鱈目(でたらめ)」「理不尽(りふじん)」「箆棒(べらぼう)」 【対義語】 「筋が通った」「根拠のある」「合理的」 【英訳】 illusion promoting(nonsensical/absurd/preposterous) では、荒唐無稽の意味や由来、使い方についてより詳しく見ていきましょう。 荒唐無稽の意味って? 出典:写真AC 荒唐無稽は「こうとうむけい」と読み、その意味は簡潔にいうと、「でたらめ」ということです。 現実的ではなく、中身も根拠もない、めちゃくちゃで訳がわからないことを指す言葉です。 この意味を、冒頭の例に当てはめて考えてみましょう。 「なんとも荒唐無稽な話だ」という文章は、「現実味がなく、俄か(にわか)には信じ難い馬鹿げた話だ」と言い換えることができます。 例えば、「空から女の子が降って来た」「ビルよりも大きい巨人を見た」といった、まるで現実味のない空想めいた話を聞いたときは、このような言い方ができます。 もうひとつの例は、「あの人の言うことはめちゃくちゃで、さっぱり意味がわからない」ということになります。 何の根拠もない絵空事が大袈裟に、語られているような場合には、ぴったりな言葉です。 ちなみに、荒唐無稽という四字熟語は、ふたつに分けて考えることができます。 前半の「荒唐」という部分が、でたらめでめちゃくちゃなことを表しており、後半の「無稽」という部分が、根拠がないことを表しています。 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう
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鹿児島県のトカラ列島にある悪石島は、四方が断崖絶壁に囲まれている面積が約7.5平方キロメートル周囲の距離が約12.6キロメートルからなる島で、読み方は「あくせきじま」となります。悪石島内には様々な場所に神々が祭られており、亜熱帯性の植物群は神山として大切に保護されています。 悪石島に住む人々は日頃の平和に感謝を込めて祈りを捧げています。また、港から歩いて20分ほどの場所にある湯泊温泉、海中温泉、砂蒸し風呂など温泉にも恵まれた島です。大字は鹿児島郡十島村となります。 悪石島へのアクセス 出典:Wikimedia Commons 九州にある鹿児島本港南埠頭から、村営フェリーの「フェリーとしま」に乗船し11時間ほどで悪石島唯一の港湾である「やすら浜港」に到着します。なお、運航は週2便のみとなっています。また、空港などはありません。 悪石島の七夕 悪石島では様々な行事が行われます。今回はその中でも七夕をご紹介します。悪石島の七夕はお墓参りの日。旧暦の7/7なので7月後半から8月の間で行われます。お墓は綺麗に掃除してススキを手向け、神様にお餅をお供えします。また、夜には扇子を使って島の人が盆踊りを踊ります。 悪石島ボゼ祭りとは photo by tsuda 悪石島では例年、旧暦7月16日に「ボゼ祭り」という奇祭が行われています。 言い伝えによると、お盆の時期の最後に表れることから、死や霊を扱う盆から生を扱う世界へ蘇らせるためだと言われる説や、盆の時期は先祖の霊魂以外にも悪霊が現世に来ているので、その悪霊のみを追い払うために表れるという説があるなど様々です。 この奇祭は「仮面神ボゼ」を祭るために執り行われる行事で、旧暦の7月15日の盆にあたる祭りの前夜祭として、悪石島の男たちによる踊りが取り行われます。 旧暦の盆の翌日にあたるボゼ祭り当日は、若者たちは仮面などを被りボゼに扮した姿になって「ボゼマラ」という男性器を模した長い棒を持ちます。そして、3体のボゼが女性や子どもたちを追い回します。ボゼが持つボゼマラの先端についている赤い泥水に触れると女性は子宝に恵まれ、悪霊祓いのご利益があると伝えられています。 ボゼとは ボゼとは仮面の被った神のことで、元々は悪石島を含むトカラ列島の全ての島々に表れているとの言い伝えがある神でした。 しかし、現在では悪石島のみに言い伝えが残されており、その伝統は今も大切に悪石島で引き継がれています。 悪石島周辺の島① 諏訪之瀬島 出典:Wikimedia Commons 悪石島の隣には、トカラ列島の中で2番目に大きな諏訪之瀬島があります。諏訪之瀬島は火山島でアクセス方法は本港南埠頭から村営フェリー「フェリーとしま」で行きます。 諏訪之瀬島には「作地温泉」という岩場に囲まれた海岸に位置する温泉があります。この温泉は、天候や潮の満ち引きなどの条件が揃わないと入れない秘湯となっています。 悪石島周辺の島② 中之島 出典:Wikimedia Commons 悪石島も属しているトカラ列島の中で一番大きな島に中之島があります。 アクセス方法は本港南埠頭から村営フェリー「フェリーとしま」で行きます。 …
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出典:写真AC 愛知県名古屋市は本州の日本海側にある中部地方にあり、現代の日本の工業の中心の街です。 古くは織田信長が本拠地としていたことでも知られている、古くからの伝統ある街で、今も日本経済の中心地の一つです。そんな愛知県には古くから愛され続けている銘菓があります。 それが「ういろう(外郎)」です。米粉と和三盆、黒砂糖を混ぜて蒸し上げたお菓子で上品な甘さがお茶によく合います。 ういろうは名古屋駅や商店街である大須商店街などで売られていて、地元の人に愛されて、名古屋みやげの定番の一つにもなっている和菓子です。名古屋ではういろうは小分けパック以外にも一本まるごとで売られていることも多く、家で切り分けて食べられ、定番のお茶菓子となっています。 ういろうの名前の由来 出典:写真AC ういろうの由来は、ある日本に渡来してきた中国人の薬師に由来しています。 日本が足利家の治める室町幕府の時代、中国から日本に移住してきた礼部員外郎という役職の、薬関係の役人だった陳宗敬は日本で薬を売り始めました。 その息子である宗奇も、せきやたんに効くといいながら薬を売っていると、あるとき足利将軍家の3代将軍である足利義満に招かれて薬を作った時に、作った薬を父の陳宗敬の役職だった外郎にちなみ、ういろうと名付けました。 そして、この陳家が伝えた中国のお菓子も、この薬の「ういろう」によく似て黒く四角に作られていたので「ういろう」と呼ばれるようになりました。 そして、ういろうは古くとも1600年代中頃にはすでに名古屋で作られていたという古い歴を持つものでもあります。 ういろうとようかんの違い 出典:ぱくたそ ういろうは米を挽いて作る米粉を使った甘い和菓子で、蒸し菓子という分類に含まれます。 ういろうは米粉に上等な和菓子用の砂糖である和三盆糖や、黒砂糖を加え、水で練り合わせたあと型枠に詰めてから、せいろで蒸し上げて作ります。その為食感は米粉由来のもっちりとした食感がします。 ようかんはつぶあん、こしあんに、砂糖と寒天を加え、冷やして固めたもので食感はなめらかで、寒天のゼリー状の部分が美味しいお菓子です。 ういろうは米粉を蒸すことで加熱して固めますが、羊羹は寒天の温めると溶けて、冷やすと固まるという性質を利用し、冷やして固めたお菓子です。 ういろうの味の種類 出典:写真AC ういろうには、大きく2種類の味があります。古くから作られている白い色をした和三盆で味付けされた白いういろうと、黒砂糖で味付けされた黒いういろうです。 和三盆は古くから和菓子に使われている砂糖で、精製された白砂糖のため繊細な味がします。また、黒砂糖はサトウキビ由来の砂糖で精製度が低く、複雑な味が楽しめます。 名古屋ういろうは現在も色々なアイデアで新製品が作られていて、抹茶味、桜の花を練り込んだ桜味、柑橘系の柚味、それからマンゴー味なども作られていて、名古屋市内には季節ごとの特別な味を販売している店もあります。 次のページでは、ういろうを買うならおすすめしたお店を紹介します。 【染物との運命の出会い】名古屋・有松絞りまつりの魅力 この記事が気に入ったら いいね!を押して最新情報を受け取ろう