今治のタオル美術館で「今治タオル」の世界を満喫

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

愛媛県今治市の「今治タオル美術館ICHIHIRO」はタオル文化を紹介して展示する美術館です。「今治タオル」は地域ブランドとして名を馳せており、タオル美術館は観光スポットとして内外の観光客を集めています。今回はこの今治タオル美術館についてご紹介していきます。

今治タオルのブランド

愛媛県今治市は国内シェア60%以上、日本一の生産量を誇ります。今治タオルの歴史は、明治初期からはじまり120年の歴史があります。今治は、蒼社川の伏流水や石鎚山の地下水など柔らかな軟水が豊富で、晒しや染めに適した良質の水が柔らかいタオルの風合いを出すのに適しています。

しかし今治タオルは、輸入品に押されて長らく低迷していましたが2006年に佐藤可士和氏のプロデュースにより「今治タオルプロジェクト」に取り組み、ブランドマークを制定、タオルブランドを構築していきました。

厳しい品質基準を設けて、吸水性が高くやわらかな、品質の高いタオルを生産し、世界中にその名を拡大しています。特にギフトとして今治タオルは大変人気があります。

お城風の「タオル美術館ICHIHIRO」

今治市の朝倉(旧越智郡朝倉村)の山の中にあるヨーロッパのお城風の建物が「タオル美術館ICHIHIRO」です。かつては、タオル美術館ASAKURと言っていましたが、市町村合併により名前を変更しました。

5階建てで広いヨーロピアンガーデンがあります。タオル美術館以外に、西日本最大のタオルの物販コーナーや四国のお土産コーナー、カフェや中華レストランなどがあります。ガーデンでは結婚式もできるそうです。

エントランスでは大きなキリンのぬいぐるみがお出迎え。

建物に入るとと規模の大きさに驚きます。順路に従いとりあえず美術館コーナーの方へ向かいます。途中、綿でつくったオブジェが飾られていて、わくわくしてきます。

今治タオル美術館の中へ!

4階で入場料を払って入館します。ギャラリーに入ると目を引くのが200色のチーズと呼ばれる巻色糸の壁。1800本が並んでいるそうです。インスタ映えしそうですね。

そして、こちらは「チーズの道」!

ギャラリーでは、有名な作家によるタオルを使ったアート作品が展示されています。

今治タオルの工場が見学できる

タオル美術館内にはタオル工場があり作っている様子を見学することができます。製造ラインが工程順に並んでいて綿からタオルになるまでの工程を見ることができます。

今治タオル美術館にはムーミンがいっぱい!

なぜかムーミンの展示がとても充実しています。ムーミン好きは必見!小さいお子様も楽しめるように工夫されています。ムーミンの世界をつくりあげていたり、タオルや陶器で制作したムーミンの作品を展示しています。

↑こちらは40mの巨大ムーミンタオル。

ガーデンには、ムーミンガーデンがありモニュメントがいたるところにあります。そのため、ムーミンの聖地とも言われています。

今治タオルのアウトレット!名入れもできる

3階はタオルコレクションショップで、西日本最大級の面積を誇るタオルのショップになっています。アウトレットコーナーもあってお得にタオルを購入することができます。同じフロアにあるタオル工房で、購入したタオルに名前も入れてもらえます。

一文字30円とお手頃で30分ぐらいでできるので、記念に名前を入れてもらうのもいいですね。

今治タオルの5つ星クオリティタオル

タオル美術館グループでつくられている最高品質のタオルです。高級シャツ生地の糸と独自開発した特別な糸を使っており特許を取得。糸を甘撚りにし、ふっくらと柔らかな感触。吸水性をアップさせ、脱毛や毛羽立ちを抑えて上質なタオルにしています。

今治タオル美術館はおすすめ観光スポット

今治タオル美術館についてご紹介しました。入館のお土産にタオルももらえます。ふかふかのタオルや物産のお買い物も楽しめ、ムーミンやタオルギャラリーも充実。愛媛や今治の観光のおすすめスポットです。今治タオル美術館に興味をもたれたら、ぜひ訪ねてみてください。

タオル美術館

文・写真/あかつき

  • このエントリーをはてなブックマークに追加