和楽器の種類その5「和太鼓」
出店:写真AC
5つ目に紹介したい和楽器は、和太鼓です。和太鼓の歴史は古く、縄文時代には既に登場していてまた『古事記』の有名な天岩戸(あまのいわと)の場面でも登場しています。
ちなみに縄文時代では連絡手段として使われ、中世では田楽など伝統芸能の演奏に使われました。戦国時代になると戦を鼓舞するために使われ、江戸時代にはお祭りなどに使われるなど時代に応じて和太鼓の用途も変化していきました。
そんな和太鼓には宮太鼓・桶胴太鼓・附締太鼓などの種類があり、雅楽や歌舞伎の演奏に使われています。
和楽器の種類その6「鳴子」
出店:写真AC
6つ目に紹介したい和楽器は、鳴子です。鳴子はよさこい祭りで使われているためご存知の方も多いのではないでしょうか?
鳴子はかつて引板と呼ばれていて、引板は奈良時代以前の歌が多く収められている『万葉集』に見ることができるため、鳴子は奈良時代以前には既に登場していたと推測されています。
そもそも鳴子は楽器ではなく穀物の盗み食いをする鳥を近寄らせない道具として使われていました。
それから鳴子が道具としてではなく、打楽器として使われるようになったのは戦後になってからでした。したがって鳴子は他の和楽器と比べると楽器としての歴史は浅いです。