すずがみの使い方やデザイン|贈り物に嬉しいすずがみのお店も紹介

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すずがみのいろいろなデザイン

錫を伸ばした金属板であるすずがみですが、その表面には錬金職人によって、鍛えられた際に発生する金槌の打撃痕が残されています。この打撃痕は「槌目」と呼ばれ、わざわざ付けられた柄のように見えます。錬金職人の錬金技術がいかに熟練しているかが、理解できると言えるでしょう。 すずがみの槌目には次に挙げる柄があります。

かざはな

薄っすらと降り積もった雪のような槌目が残るものです。ゆっくりと空から舞い落ちる雪を連想する方もいるかも知れません。

さみだれ

静かに降り続く五月雨に濡れたガラスのような槌目が残ります。

あられ

急に空から落ちてくる雹やあられが地面で砕けたような槌目が残ります。

すずがみの表面に残される規則的な槌目は、熟練した錬金職人が一定の力で金槌を振ることで打ち付けられることから、錬金職人の技術の高さが証明されるものだと言えるでしょう。

また、美しい網目に加工されたものは、満開に開いたダリアやローズ、ハスの花をモチーフとしたデザインや菱格子のデザインが存在します。こちらも金属加工に特化した高岡銅器の技術力が、注ぎ込まれて実現したデザインだと言えます。

すずがみなどの金属加工会社 能作

高岡銅器の高い錬金技術を受け継ぐ、伝統工芸士が活躍するすずがみなどの金属加工会社を紹介します。富山県高岡市の金属加工会社 能作は、代々受け継がれてきた技術で、仏具の製造を100年以上前から手掛けてきました。 現在は仏具の制作だけに留まらず、テーブルウェアやインテリア雑貨、風鈴、アクセサリーなどの製品を積極的に開発し販売しています。

長年、仏具の製造を手掛けてきただけに独特のデザイン性をもち、伝統工芸として培われてきた高い技術力で注目を集める企業です。 全国に直営店などの販売網を広げる一方で、インターネット通販も積極的に行い全国の能作ファンから高い支持を得ている企業です。

株式会社 能作 公式サイト:http://www.nousaku.co.jp/main/

能作オンラインショップ:http://www.shopnousaku.com/html/page6.html

【伝統工芸のイメージを覆す】富山の鋳造メーカー「能作」|観光地としての魅力も

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