苔テラリウムの土の選び方
出典:写真AC
苔テラリウムは当然、土の選び方がとても大事になります。しかし、まず理解しておくべきこととしてあるのが「苔には根がない」ということになります。
しかし、仮根と呼ばれるものがあり、これは根と言っても、種子植物のものとは違って、土地から飛ばされることがないように、という役割を果たしています。
つまり、強く根を張るようなものではないということになります。なので、苔は身体全体で養分と水分を得ているので土台の土を肥沃なものにする必要性がない、ということになるわけです。土地自体に栄養があればそれでよいものとなります。
もちろん、本によっては樹皮培養土がよい、砂利入りのものがよいなど書いてありますが、苔は基本的に強いので土は極端に劣悪なものではない限り、そのままでも充分育ちます。
苔テラリウムの育て方
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苔テラリウムの育て方の注意点としては、直射日光の当たらない、明るい日陰に置くということです。
苔類の多くは直射日光を嫌うのでここには注意しましょう。しかし、直射日光を嫌うものの、植物ですので光合成のための光が必要になります。
ガラスのビンなどを入れものにしている場合は、熱をよく持ってしまうということもあります。なので、日光の当たり具合はかなり注意しておいたほうが良いです。
ちなみに太陽光である必要性はなく、蛍光灯やLEDでも可能です。
また、水も多少は与える必要があります。しかし、じょうろでたくさん与えるのではなく、霧吹きで週に1回程度で十分なものが多いです。もちろん、育てている苔によっても違いはありますが、基本はそこまで水が必要ではないことが多いです。
しかし、それは湿度が保たれているのであれば、ということが前提になります。苔の成長には湿度が重要になります。なので、湿度に関してはかなり注意が必要になります。
また、霧吹きは入れもの全体にというわけではなく、苔の内部まで水分が行き渡る程度にしましょう。つまり水を与えすぎないということです。
次のページでは、苔テラリウムの体験ができるお店をご紹介します。