苔テラリウムとは
テラリウムとは陸棲の動植物をアクリルやガラスの容器に入れて飼育していく、という方法や技術のことです。その中でも苔をアクリルやガラスの容器に入れて飼育するというのが苔テラリウムになります。
テラリウムはかなり周知されていますが、苔テラリウムを知らない方もいるのではないでしょうか。「苔のみ」というわけではないのですがそれを含む植物などを飼育し栽培します。
ここでは、誰でも気軽に始めることができる苔テラリウムについてご紹介していきます。
苔テラリウムの材料
出典:写真AC
苔テラリウムを制作するには色々な道具、材料が必要になります。
まず、水槽とボトルが必要になります。大きさは家などの居住スペースに合わせるようにしましょう。
基本的には円筒型や、雫型のガラス瓶がよいとされています。そして、器が揃ったら次にはコケを植え付けるための底床材が必要になります。
土を焼き固めた底床材にして、水はけをよくするようにしましょう。普通に園芸店などで販売されているものでよいです。軽石なども必要になりますから用意しておきましょう。
また、苔テラリウムは自然な雰囲気を作り出すことがとても重要なことになりますから、石や流木などのレイアウト素材などを必要に応じて準備しましょう。
わざわざ購入しなくても、海や川に足を運んで流木や石を調達してきてもよいですね。自分だけの素敵な苔テラリウムを作ってみてください。
苔テラリウムの材料は、園芸店に行けば購入することができます。他にも、ホームセンターや通販サイトなどもあります。
苔テラリウムの苔の選び方
出典:ぱくたそ
苔テラリウムを作る際に重要な苔の選び方についてご紹介します。苔テラリウムの苔の選び方のポイントとしては育てやすいものにするとよいでしょう。
基本的に、苔なので元々そんなに難度が高い植物ではないのですが、その中でも難易度の違いはやはりあります。
つまりは丈夫で育てやすい苔、或いは増えやすいということもポイントになります。乾燥しても縮れにくく、色が変わりにくいものを選びましょう。
初心者の方は、これらのことをしっかりと確認してから苔を購入することおすすめします。
苔テラリウムにおすすめの苔①
ハイゴケ
出典:写真AC
苔テラリウムを作る際におすすめの苔の種類としてハイゴケがあります。
育てやすく、枯れにくい苔です。流通量も多く安いという、まさに初心者向けのものであるといえるでしょう。
苔テラリウムで使用される苔の中でも、最もポピュラーといっても過言ではないものです。
初心者の方はまずはハイゴケから挑戦してみてはいかがでしょうか。
苔テラリウムにおすすめの苔②
ホソバオキナゴケ
もう一つお勧めできるものとしては、ホソバオキナゴケになります。
ホソバオキナゴケの特徴は丸く盛り上がった塊のような形をしていることです。その形から山苔とも呼ばれることもあります。
まるでふかふかのクッションのような可愛い苔で、苔テラリウムを楽しめる苔となってくれることでしょう。
苔テラリウムにおすすめの苔③
シッポゴケ
シッポゴケという苔もおすすめできます。
大きさ的には5、6cmくらいの大きい苔にまで成長するもので、まるで動物のしっぽのような形になることから、この名前になっています。
存在感がある苔であり、育てやすいのが特徴です。そのため、大きくてがっしりとした苔を育てたい人に向いているといえます。
次のページでは、土の選び方について解説していきます。