和食器その6「会津漆器(あいづしっき)」
400年以上続く伝統の技法
出典:写真AC
会津漆器とは、こちらも室町時代から始まり今でも日常的に使われている親しみやすい漆器です。
実用性に関してはもちろんですが、見た目にもこだわられており、”変わり塗り”や”花塗”、”会津絵”などの手法によって作られています。
このうち、変わり塗りとは、複数の色を重ね合わせることで独特な色合いを浮かび上がらせる手法であり、ぬくもりのある見た目を実現してくれます。
和食器として高い水準を誇っているので、見た目と実用性を両立させている漆器をお探しの方におすすめできる代物です。
福島県の会津若松にある「鈴善漆器店」は天保3年に創業している老舗店です。こちらでは、会津漆器に親しめる蒔絵体験教室があります。
「鈴善漆器店」基本情報
住所 | 〒965-0037 福島県会津若松市中央1-3-28 |
---|---|
アクセス | 会津若松駅より徒歩約10分 |
電話番号 | 0242-22-0680 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 不定休 |
サイトHP | http://suzuzen.com/ |
体験情報
体験内容 | 体験費用 | 体験時間 |
---|---|---|
蒔絵教室体験 | 1,600円~ | 1時間30分 |
日用品としても、芸術品としても活躍する和食器
出典:ぱくたそ
このようにたくさんの和食器が今でも製造されていますが、もちろんこれ以外にもたくさんの種類の和食器が日々製造されています。
一つ一つの和食器に歴史がありますし、その歴史に思いを馳せながら食事を取ってみるのも風情を感じられる方法です。
和食器によっては実用性を重視した大衆向けのものであったり、アートとしての側面を強めた一点物の和食器であったりと、それぞれに個性がある点も見逃せません。
同じ食事でも、器が違うだけで料理がさらに映えてくることは間違いありません。味が変化するわけではありませんが、味わい方に違いが生まれることも確かです。
使われている素材のこともあり、使用方法には注意しなければなりませんが、陶器や磁器、漆器のどれでも食卓を彩る働きを見せてくれます。
また、芸術性の高いものに関してはギフトにも最適なので、意外と使う機会の多い点も魅力の一つです。