和食器その4「九谷焼(くたにやき)」
まさに芸術品、上絵付けが特徴
出典:写真AC
九谷焼とは、明治から始まった石川県で主に製造されている陶磁器です。
しかし、明治に九谷焼が作られ始めたものの一度は廃れてしまい、その後しばらくは別の和食器の影に隠れていた陶磁器でもあります。
そのような過去を持ちますが、見た目はかなり色彩豊かな陶磁器が多く、植物などの絵が描かれていることの多い和食器でもあります。これは上絵付けと呼ばれる技法で、「上絵付けを語らずして九谷焼はない」と言われるように、九谷焼の最大の特徴でもあります。
普段使いするよりも、インテリアとしての高い人気を誇っている陶磁器といえるでしょう。
また、陶器だけでなく磁器も製造されており、バリエーション豊かな九谷焼が全国各地で楽しまれているのも事実です。幅が広いため、これから和食器を楽しみたい方も、すでに何らかの陶器に親しまれている方も、手元に置いておきたくなる磁器です。
石川県加賀市にある「久谷満月」では、人間国宝である三代徳田八十吉、吉田美統をはじめとした有名な九谷焼作家の作品が鑑賞・購入することができます。また、こちらでは九谷焼の作品を制作できる体験が人気です。
「久谷満月」基本情報
住所 | 〒922-8566 石川県加賀市中代町ル95-2 |
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アクセス | 加賀温泉駅より車で5分 |
電話番号 | 0761-77-2121 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 年中無休 |
サイトHP | http://www.mangetsu.co.jp/ |
体験情報
体験内容 | 体験費用 | 体験時間 | |
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絵付け体験 | 1,500円~ | 20分~ | |
ろくろ体験 | 基本コース | 3,000円~ | 15分~ |
特注コース | 5,000円~ |
和食器その5「小田原漆器(おだわらしっき)」
天然素材の美しい木目が際立つ
小田原漆器は室町時代に端を発しており、伝統工芸品として高く評価されている全国的な漆器です。
原料である木材を極力生かせるような見た目をしており、美しい木目を引き立てている漆器となっています。
また、木材の中でも堅めなケヤキを使用することにより、高い実用性も兼ね備えている点も見逃せません。塗に関しては木地呂塗と呼ばれている手法が採用されており、これは木目などを目立たせるよう透明な漆を使用して漆器を完成させる方法です。
神奈川県小田原市にある「大川木工所」では、小田原漆器でお盆・お皿を制作する体験ができます。小田原初の伝統工芸士である職人の元で学び制作するので非常に貴重な体験となっています。
「大川木工所」基本情報
住所 | 〒250-0035 神奈川県小田原市南板橋2丁目226-2 |
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アクセス | 箱根登山線「箱根板橋駅」より徒歩4分 |
サイトHP | https://cocoromiru.jp/plans/10 |
体験情報
体験内容 | 体験費用 | 体験時間 |
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お盆・お皿づくり体験 | 9,800円 | 3時間 |