鉄鍋の手入れ法⑤
錆びた時はどうする?
出典:Pixabay
鉄鍋は黒いイメージがありますが、これも錆の一種で黒錆といわれます。
ただし黒錆は安定していて、鍋の表面を覆うことにより、逆に内部の腐食を防止します。 これに対して鍋を腐食させてしまうのが赤錆です。
鍋に赤錆が発生してしまったら、比較的軽度な場合は錆びた部分をヘラで削って水を入れ、火にかけて錆を浮かします。
通常は洗剤を使いませんが、錆びてしまった場合はクレンザーなどで磨き落とします。 錆がひどい場合には、直接コンロの火をあてて、錆を炭化させ、鍋を冷ました後にヘラやナイロンたわし、サンドペーパーなどを使って錆がなくなるまでしっかり磨き、錆を洗い流します。
いずれの場合も錆を取り除いたらコンロの火にかけてしっかりと乾かし、冷めないうちに油をよくなじませます。 保管は再び錆びないよう湿気の少ない場所で新聞紙などにくるんでおくのがコツです。
鉄鍋はちゃんと手入れをすれば長持ちする
このように鉄鍋は手入れさえ怠らばければ、生涯にわたって使うことのできる優れた調理器具です。
使い慣れないうちは手入れが負担に感じられるかもしれませんが、使い込んでいくうちに愛着が湧いてくるに違いありません。