京都伝統工芸大学校の特徴④
海外研修制度
京都伝統工芸大学校では希望者による海外研修を行っています。研修先はデザインの本場であるイタリアです。
ローマやミラノといった都市を回って有名な文化遺産を直接目にしたり、銀細工やバイオリン工房などの異文化工芸を体験したりします。おいしい物も食べられるので満足のいく研修になるでしょう。他にもフランスのエコール・ブール国立工芸学校と技術交流を行うなど、京都伝統工芸大学校は海外とも積極的につながっています。
京都伝統工芸大学校の特徴⑤
資格所得が可能
出典:写真AC
一般的な職業と同様、伝統工芸士にも関連の資格があります。「工芸士」や「技能士」は在学中からでも取得できる資格で、京都伝統工芸大学校でもこれまでに多くの学生が合格しています。また長期の実務期間を要する「伝統工芸士」や「京もの認定工芸士」に関しては、大学の在籍期間が実務期間として認められるので取得までがスムーズです。
大学としては歴史の浅い京都伝統工芸大学校からも、伝統工芸士のように本格的な資格を取得した卒業生が何人もいます。そして当たり前すぎて忘れがちですが、4年制で得られる大学卒業資格も社会に出て胸を張れることです。京都伝統工芸大学校を出たからといって必ずしも職人になるとは限らないので、就職活動では大卒が能力を証明する証として役に立ちます。
京都伝統工芸大学・卒業後の進路
京都伝統工芸大学校を卒業後の可能性としてある進路は非常に幅広いです。専攻をそのまま職業としてできる工芸も多いですし、大学で学んだことを活かして独自の芸術を生み出す道もあります。また伝統工芸にこだわる必要はなく、インテリアやアクセサリーといった西洋寄りのデザイナーになることも可能です。
より多くの人にものづくりの良さを伝えたい方にはインストラクターもおすすめです。ただし一人前になるまでにはそれなりの時間を要する分野です。伝統工芸なら10年以上かかることもあります。しかしその覚悟がある人にとっては、これ以上ない学習環境になります。
固い意志を以て伝統工芸に臨みたいという人は、ぜひ入学を検討してみてはどうでしょうか。