一般的に趣味とは、自分が無条件に楽しめるものです。中には没頭して、その世界に入り込んでいくものもありますが、趣味を持つと同じ趣味を持つ仲間が増えたり、一緒に楽しんだりすることができます。
また、趣味は仕事でも特技でもないので、うまくできる必要はありませし、成果を求められることもなく、内容も問われることはありません。
例えば一見変わった趣味も自分が楽しめさえすればそれでよいのです。 しかしながら、その一見変わった趣味は、実際にはじめてみると、思った以上に追究してみたくなり、場合によっては資格取得に繋がることもあります。
資格取得につながる一見変わった趣味とはどんなものがあるのでしょうか。
資格につながる変わった趣味①
折り紙
出典:ぱくたそ
変わった趣味というよりは、日本人にとって折り紙は、物心ついたときからしている遊びで、大人が本格的にもつ趣味というイメージは持ちにくいかもしれません。
しかし、海外ではときおり日本の伝統的アートとして紹介されることもあるのです。
なにより折り紙はほかのクラフト系の趣味とは違い、材料費があまりかかりません。場合によっては折り込みチラシを使っても構わないのです。
そして、そんな折り紙には資格があります。折り紙の資格認定制度は一般社団法人日本折紙協会が認定する民間資格で「折紙講師」を育成するものです。
この資格を取得すると、保育園や幼稚園、介護福祉施設などで指導を行ったり、折り紙教室を開いたりすることもできます。
さらに研修を積めば「折紙師範」「上級折紙師範」などを目指すこともでき、イベントやカルチャー教室の講師として派遣の可能性もあります。
この資格は、日本折紙協会の会員になり、通信講座などを受講し、作品を提出して講座修了証を取得し、講師認定登録を申請することによって取得することができます。
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資格につながる変わった趣味②
消しゴムはんこ
出典:写真AC
消しゴムではんこをつくること自体、一見変わった趣味といえますが、消しゴムはんこは木版などの素材よりも身近で、加工しやすく手軽にはじめられることから、主婦などを中心にブームになっていて、「けしはん」とも呼ばれています。
現在ではこのけしはん用の消しゴムも100円ショップなどで販売されているほか、専用に設計された高級材料もあります。
技能認定の制度は、日本イレイサースタンプ振興会(JESCA)が設けていて、初級がアドバイザー、中級はインストラクター、そして上級がクリエイターと3段階に分かれています。
この資格を取得すると、ボランティア活動に役立てたり、作家として販売活動や講師などにも携われたりする場合があります。
試験は、初級の場合、消しゴムはんこ教室などのイベントに参加してポイントを20点以上集めると申し込みができ、中級と上級には課題作品制作とレポート提出が課せられています。
資格につながる変わった趣味③
掃除
出典:ぱくたそ
掃除は嫌なもので、一般的には家事や労働と考えられるものです。
しかし、一見変わった趣味ですが、楽しいと感じる人もいます。
そして、掃除に関する資格としては、一般社団法人日本掃除能力検定協会が実施している「日本掃除能力検定」があります。全国8都道府県で開催され、受験級は5級から1級までの5段階があり、5級から3級は初級から中級と位置付けられ、試験内容は筆記試験のみです。
2級になると6時間にも及ぶ実技試験が設けられ、1級ともなるとこれに加えて論文作成・ボランティア活動が必須となります。
掃除は、趣味はもちろんのこと、家事だけではなくどんな仕事にもつきものなので、掃除能力検定は外食産業、美容業界、ホテル業界を始めとしてあらゆる仕事で役立つ汎用性の高い資格であるともいえます。
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資格につながる変わった趣味④
天体観察
出典:ぱくたそ
天体観察というと変わった趣味ではありませんが、専門的な知識や技術が必要で、趣味としてはややハードルが高いイメージがあるかもしれません。
しかし最近では星空観賞として扱いやすい小型双眼鏡の売れ行きが好調で、「宙(そら)ガール」と呼ばれる星空観賞を楽しむ女性も増えています。
「星空案内人®」は山形大学の登録商標で、ワインのソムリエのように 星空や宇宙の楽しみ方を教えることができる資格制度です。
資格は二段階になっていて、ひととおりの勉強ができている「準案内人」と実技試験に合格し、実際に星空案内ができる「星空案内人」があります。 この資格を持っていると、天文台や学あるいは公民館、天文愛好会などで星空案内の活動ができます。
資格を取得することで自信をもって知識を伝えることができたり、ボランティア活動に参加したりすることも可能です。
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