ひよこ鑑定士に向いている人のタイプ
ひよこ鑑定士は、非常に精密で神経を使う仕事。オス・メスを見分けるだけと言えば簡単そうに聞こえるかもしれませんが、実際は約2秒というごくわずかな鑑定時間の中で、100%に近い精度を求められる過酷な仕事なのです。
そのため、集中力が高く、単純作業を繰り返し行える人が向いています。視力がいいことと、体力に自信があることも重要。手が小さい人の方が向いていると言われています。
向いていないのは、長時間の単純作業が苦手な人。体を動かすほうが好きでじっとしていられない人や、繰り返し同じ作業を続けることが苦手な人には、あまり向いていないと言えるでしょう。また体が弱く、不健康な人にも不向きです。
ひよこ鑑定士の需要・将来性
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ひよこ鑑定士の働く場所は、日本ではあまりないかもしれません。しかし、先述した通りひよこ鑑定士の需要は、国内よりも海外のほうが多いんです。また、現在はひよこ鑑定士の高齢化が問題視されており、資格さえ取得すれば確実に需要のある仕事であることも間違いないでしょう。
これからの生活において、卵や鶏肉が不必要になることはまずないでしょう。そのため、養鶏産業が存在する限り、ひよこ鑑定士の需要もなくならないと言えます。
ひよこ鑑定士求人の探し方
ひよこ鑑定士の主な職場はふ化場。ひよこ鑑定士は基本的に独立自営であるため、個人で養鶏場と契約を結ぶことになります。
しかし、現状国内では鑑定士が飽和状態にあるため、一般的な求人サイトに掲載されることはまずありません。そのため、畜産技術協会からの紹介や個人の紹介で探すケースがほとんどだと言えるでしょう。海外で勤務したい場合にも、畜産技術協会からの派遣という形で契約を結び、活躍することになります。
夢のある仕事かも?!
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ひよこ鑑定士という資格を生かせば、海外で働くのも夢ではありません。アプローチ次第では比較的高収入を望める仕事だと言えますし、閑散期には長期休暇の取得も可能でしょう。
ひよこ鑑定士は、目立つ仕事ではありませんが、かげながらわたしたちの食生活を支えてくれている欠かせないもの。「縁の下の力持ちになりたい」「海外で活躍してみたい」という人は、ぜひ一度ひよこ鑑定士になる道を考えてみてはいかがでしょうか。