岩手の蒸しパン「がんづき」 名前の由来とレシピを紹介

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誰もが子どもの頃に口にしたことがある蒸しパン。どんな蒸しパンだったか覚えているでしょうか?蒸しパンは、白い生地に甘納豆が入っていたり、カボチャやホウレン草が練り込んであったりとバリエーション豊富に作ることができる素朴なおやつです。

岩手県の郷土料理である蒸しパンの一種「がんづき」は、黒い生地にごまとクルミが乗っています。今回はこの「がんづき」の名前の由来や作り方をご紹介します。

「がんづき」とは

岩手県を代表する伝統郷土料理の「がんづき」。濃い茶色でふわふわした生地の上にごまとクルミがまぶしてある蒸しパンです。名前を聞くだけではどんな蒸しパンか想像できない名前ですよね。

がんづきは、漢字で書くと「雁月」と書きます。由来は諸説ありますが、鳥の「雁(ガン)」が真ん丸のお月様の下に飛んでいる様子をモチーフにして、丸い蒸しパンに黒ごま・クルミを乗せたことと言われています。

初めて食べる人でも、飽きの来ない素朴さがどこか懐かしく感じるがんづき。出来立てはほかほかでふんわり、冷めてもしっとり美味しいおやつです。

岩手県ではお祝い事の時のお土産や、お茶請け・おやつとして長く食べられてきました。黒い生地には黒砂糖が使われており、ミネラルをたっぷり摂取することができます。腹持ちがよく軽い食感が好まれて、今でも農作業の合間の栄養補給にもよく食べられているのです。

岩手県に足を運ぶと、道の駅や農家のお母さんが運営している直売所には必ずと言っていいほどかんづきが並んでいて、その購入者のほとんどが地元の方々。1切れがおよそ100円~と、とてもリーズナブルなのもうれしい点です。

「がんづき」のかんたんレシピをご紹介!

〔材料(直径20㎝の丸形)〕
薄力粉         150g
重曹          7g
卵           1個
黒砂糖         120g
食用油         小さじ1
ハチミツ        大さじ1
しょうゆ        小さじ1
水(または牛乳)    100㏄
酢           50㏄
ごま(ゴマ塩)、クルミ      適量

写真のがんづきには西洋クルミを使用していますが、本来は日本の山で収穫できる和グルミ「オニグルミ」の実が使われています。和グルミは普段手に入れにくく、殻を割る手間があるので、手に入りにくい場合は海外産の西洋クルミで代用しましょう。

また、重曹は掃除用の物ではなく「食品に使ってOK」の旨が書いてあるものを選びましょう。

【がんづき作りのポイント】

重曹と酢を合わせると、すぐにシュワシュワと発泡します。これは、重曹と酢が化学反応を起こして二酸化炭素を発生させているからです。素早く混ぜ合わせて蒸し器に入れることがしっかり膨らませるポイントです。

作り方
1.蒸し器を用意し、お湯を沸かしておく。蒸し器に入る型にクッキングシートを敷いておく。
2.薄力粉と重曹をふるい合わせておく。
3.ボウルに卵を割り入れ、泡だて器でよく混ぜる。砂糖を2〜3回に分けて入れ、その都度よく混ぜる。
4.油、ハチミツ、しょうゆ、水の順番で混ぜていく。
5.4に2をふるい入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせる。
6.5に酢を入れる。気泡が出てくるのでゴムベラで切るよう軽く混ぜる。
7.1の型に生地を流し入れ、ごまとクルミを乗せて蒸し器にセットする。蒸し器の蓋にふきんをかぶせておくと水がしたたり落ちる心配がない。
8.強火で15分ほど蒸して竹串を刺し、生地が付いてこないようだったら完成。火を止めて蒸し器から型を取り出し、冷ます。

郷土料理のレシピを多数紹介しています。

小さくたくさん作っても〇!

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