フリーランスとは?働き方・メリット・注意点などを紹介

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フリーランス人口の割合とは?


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実際に、フリーランスとして働く人はどのくらいいるのでしょうか?

実は、日本国内においてフリーランスとして働く人は1,119万人もいるといわれています。これは、労働力人口の17%だとされており、一般的な働き方になってきているといえます。その中で、744万人は副業としてフリーランスの活動をしていると言われており、パラレルワークなどの働き方が一般的になりつつあるといえます。

フリーランスの活動を副業として始め、軌道に乗ってから本業とする人も増加傾向にあります。

アメリカでは、すでに一般的な働き方として定着しており、労働人口の35%に及ぶ5730万人がフリーランスとして働いています。

フリーランスの4分類


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フリーランスには、大きく分けて副業系すきまワーカー、複業系パラレルワーカー、自由業系フリーワーカー、自営業系独立オーナーの4つのタイプがあります。

副業系すきまワーカーは、仕事の合間や家事の合間、学業の合間など、本業の合間にフリーランスの仕事をする人のことです。クラウドソーシングサービスの発展や副業が推進されるなど、社会情勢の変化を追い風に、大幅な増加傾向にあります。

複業系パラレルワーカーは、別の本業を持ちながら、フリーランスの仕事も本業として働く働き方です。パラレルワークとは、どれか一つを本業として決めるわけではなく、複数の仕事を「本業」として働く働き方のことを言います。

近年では、週に4日会社員として働き、週に2日経営者として自分の会社をマネジメントするような生き方をする人も多くいます。

参考:パラレルキャリアとは│副業との違い・メリット・デメリットも紹介

自由業系フリーワーカーは、特定の勤務先を持たずに、ある仕事のプロフェッショナルとして働くことを言います。つまり、フリーランス専業ということを意味するもので、従来の「フリーランス」というイメージに近いのではないでしょうか。

自営業系独立オーナーは、個人事業主や法人を設立してフリーランスとして働くことを言います。

フリーランスのメリット・デメリット

フリーランスのメリットは、「時間や場所に縛られずに働ける」ということが挙げられます。

会社員の場合は、決められた時間に決められた場所で働かなければなりませんが、フリーランスの場合は好きな時間に好きな場所で働くことができます。満員電車が苦手であれば、自宅を事務所にしたり、下り方面に事務所を構えることで回避できますし、朝が苦手であれば、午後から仕事を開始することもできます。

また、ある程度貯蓄があれば、セミリタイアのような形で、フルタイムでは働かない生活や、半年休みなく働いて半年休むミニリタイアのような働き方も可能でしょう。

参考:早期リタイアとは?資金の貯蓄、投資法・注意点・メリットなどを紹介

フリーランスのデメリットとしては、全て自己責任で働かなければならないということが挙げられます。

会社では、自分で仕事を取ってこなくても会社から言われた仕事をすることで給料をもらえたり、体調不良で休職する場合などにも保障を受けることができます。

ところが、フリーランスの場合は、自分がした仕事が全てであり、仕事が取れなかったり、病気をしてしまった場合には所得が減ってしまうことが考えられます。

ただし、近年ではフリーランスの保険なども出てきており、フリーランスが一般的になるにつれリスクが減っていくことも期待できます。

フリーランスになる際の注意点


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フリーランスとして働く上で、どんな注意点があるのでしょうか。見ていきましょう。

自己責任で働かなければならない

万が一、他者の権利などを侵害してしまった場合などには、法的責任を負うことになります。

会社員として働いている場合は、業務中に起こした賠償責任は、故意や重過失などの場合を除き会社が責任を負います。ところが、フリーランスでは自分の責任によって賠償しなければならないため、誤って著作権を侵害してしまった場合など、多額の負債を抱えてしまうことも考えられます。

フリーランス関連業界が設立したフリーランス協会では、会員に向けて法律相談や賠償責任保険などを提供しているので、積極的に活用するとよいでしょう。

フリーランスになる前の準備

それでは、フリーランスになる前にやっておいたほうがよいこととしてどんなことが挙げられるのでしょうか。

クレジットカードやローンは前もって組んでおく

フリーランスになると、先述したように収入が不安定になるため、クレジットカードなどの審査が難しくなります。収入が安定している会社員のうちに、契約を済ませておくとよいでしょう。

貯金をしておく

フリーランスになると、収入が不安定になります。3か月程度は、無収入でも生活できるように貯蓄をしておくことで、何かがあった場合でも問題となりません。

自分に合った働き方を見つけよう!

ここまで、フリーランスの働き方を様々な面から紹介してきました。それぞれに合った働き方があり、フリーランスが正解でも、会社員が不正解でもありません。フリーランスが自分に合っていると思ったら、成功している人の声を聞いてみるとよいでしょう。

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