漆器(しっき)のお手入れ方法をチェック!|種類・歴史・特徴・体験

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漆器の作り方

漆器づくりでは、まず、素地を加工します。お椀などの丸い物を天然木で作る場合、木をろくろで回しながら、削って型取る方法が主流です。合成樹脂の場合は、粉を機械で熱加工していきます。

素地の形ができたら、塗りの作業に入ります。塗りには、「下塗り」と「上塗り」の工程があり、下塗りは塗り、乾燥、研ぎを繰り返します。完成後に目に見える作業ではありませんが、強度などの品質に関わり、重要な作業です。

上塗りは、ムラが出ないように均一の厚さにしていくことが求められ、一定の温度や湿度を保たなければならないことから、下塗りから上塗りまで3ヶ月もの時間がかかります。

漆器づくりを体験できるスポット①小田原漆器「大川木工所」

神奈川県小田原市に位置する大川木工所では、伝統工芸士で三代目の大川さんから、直々に木工を教えていただけます。

小田原漆器は、箱根周辺でとれるケヤキの木目を生かして作る漆器で、他の漆器より木工に手をかけるのが特徴で、大川さんも木地師(きじし)と呼ばれる木工職人です。

大川さんの開催する体験プランはこちら

日常生活に取り入れたい!小田原漆器づくり体験 ~お盆づくり~
日常生活に取り入れたい!小田原漆器づくり体験 ~お皿づくり~

体験先詳細

体験先 大川木工所
定員 1~6名
体験時間 11:00~16:00(5時間)
体験料金 16,000円
応募締切 3日前まで
住所 神奈川県小田原市南板橋2-226-2

漆器づくりを体験できるスポット②川越彫「うるしの里 桂」

埼玉県川越市に位置する「うるしの里 桂」では、日常使いが出来るような仕上げで、川越の街並みを思わせる黒系の漆が特徴の川越掘りを体験できます。

皇居の馬車塗替を行った経験もあるという鈴木さんは、彫り、漆芸(しつげい/漆の加工のこと)、沈金(ちんきん)、蒔絵まで、様々な技法をこなすことができます。

大川さんの開催する体験プランはこちら

小江戸の粋なお土産はこれ!川越彫りで世界にひとつだけのコースター作り体験!

体験先詳細

体験先 うるしの里 桂
定員 2~10名
体験時間 13:00~16:00(3時間)
体験料金 6,000円
応募締切 3日前まで
住所 神奈川県小田原市南板橋2-226-2

漆器づくりを体験できるスポット③鎌倉彫「鎌倉彫山水堂」

神奈川県鎌倉市に位置する鎌倉彫山水堂では、鎌倉時代から引き継がれてきた「鎌倉彫」を体験できます。

鎌倉彫のルーツは源頼朝が鎌倉幕府を開いた12世紀ごろ、鎌倉に集まってきた仏像彫刻師たちが寺院で使われる仏具や、お香を入れる器を工芸品で作ったことからとされていて、美しい文様の彫りが特徴です。

体験では、鎌倉彫山水堂店主の小泉さん自ら、「彫り」を教えてくれます。

小泉さんの開催する体験プランはこちら

駅チカ!鎌倉駅から徒歩7分の鎌倉彫体験

体験先詳細

体験先 鎌倉山水堂
定員 2~4名
体験時間 17:00~20:00(3時間)
体験料金 8,000円
応募締切 3日前まで
住所 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-9-24

気軽に楽しめる伝統工芸「漆器」

敷居が高いイメージのある漆器ですが、少し気を付けて使えば、丈夫で長持ち。普段使いもでき、最も身近な工芸品の一つなのではないでしょうか?

首都圏でも漆器づくりが体験できるスポットは複数あり、誰でも気軽に親しむことができます。

海外で「JAPAN」と呼ばれ、まさに日本の象徴ともいえる漆器。あなたも一度、手に取ってみてはいかがでしょうか?

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