枝豆は、ビールのお供の定番としてだけでなくビタミンB1など栄養を豊富に含む作物です。特に茹でたての味は絶品です。
さらに、枝豆を収穫せずにそのまま置いておくと「畑の肉」とも呼ばれる大豆にもなりますので色々な楽しみ方ができます。肥料も少なくて済むので、それほど栽培が難しい野菜ではなく、初心者でも栽培に失敗する危険は少ない作物です。
栽培の時期は、寒冷地では5月頃、その他の土地では4月中旬頃から5、6月が種のまき時です。種をまいてから、2~3か月で収穫することができます。
枝豆栽培の事前準備
出典:写真AC
種から栽培の場合、種まきの1週間前ぐらいまでに1平方メートルあたり苦土石灰を100グラム、堆肥を1キログラムまいておき、30センチぐらいの深さまでクワやスコップなどで掘って混ぜ込みます。
ちなみに、枝豆栽培のポイントとして、窒素分を含む肥料を与えすぎると「つるぼけ」といって、栄養が豆に行かず葉っぱや茎ばかりが大きくなってしまうことがありますので、肥料のあげすぎにはくれぐれも注意してください。
そして、この時点でも結構ですが、種まきの直前でも構わないので、高さ10センチほどの畝を立てておきます。そして、マルチをかけておきましょう。
枝豆栽培の種まき
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畑で栽培する場合は、一列の株の間を15センチ、列同士の間は30センチ程度空けます。まず、種をまく場所のマルチに、穴をあけていきます。
穴あき用の器具も売っていますが、ハサミで切って開けても大丈夫です。全ての種が発芽するとは限らないので、開けた箇所に3~4つの種をまいておきます。
種を土の上に置いて、大体人差し指の第一関節の深さまで埋まるぐらい、下に押し込みます。その後、土を軽くかけて手のひらで種をまいた穴の全体を軽く平らにするように押し込みます。その後、水をたっぷりかけましょう。これで種まき完了ですが、もし不織布があれば上にかぶせましょう。
枝豆の種は豆そのものなので鳥が狙っています。不織布で鳥から種を守ることができます。注意して頂きたいのは、天候です。種まきから雨が続いてしまうと種が腐ってしまうことがあります。
天気予報を見て、しばらく雨が降らない時にまきましょう。順調であれば、1週間ほどで発芽します。双葉が出たら不織布を外します。
最初の双葉の後、初生葉という双葉がまた開きます。この頃にもし同じ穴から複数発芽している場合、間引きをします。最もしっかりした茎のものを選び、あとの茎は土のすぐ下にハサミを入れて切ってしまいます。
この時、残すものの根を傷つけないように気を付けてください。また、長く収穫を楽しむために、場所によって種をまくタイミングを買えることも栽培のコツです。例えば、畝の半分の穴には一週間後に種を植えると、収穫も一週間ずらせますので、長く楽しむことができます。
枝豆を苗から育てる場合
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苗を選ぶ場合は、茎がしっかりとしていて葉っぱも比較的大きくしっかりしたものを選びましょう。ただ、費用を考えますと、種が余ってしまうとは思いますが種からまくことを枝豆栽培ではお勧めします。
苗を植え付ける時は、種まきと同様の間隔でマルチに穴をあけて、シャベルでちょうど苗の入っているポットの高さぐらいの深さの穴を掘ります。そこに水をたっぷりと入れて、水が引くまで待ちます。バケツの中に水を入れて、ポットを沈め、ポットの土に水がたっぷりと浸透するようにしておきます。
ブクブクと泡が出切った頃が目安です。人差し指と中指の間で茎を挟んで、ポットを逆さにして苗を取り出します。穴に苗を入れたら周りの土や掘り上げた土を使って中に空間ができないようにしっかりと土を埋め込んでいきます。最後にもう一度水をあげたら終了です。