甲子園や戊辰戦争という言葉も干支と関係していた?
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干支は、時刻や方角にも使われています。そこから生まれた言葉も多いのです。野球のメッカ甲子園球場の「甲子」は、60通りある干支の最初「きのえね」で、開業年度の干支から来ています。「戊辰戦争」も同じで、これは「つちのえたつ」です。「草木も眠る丑三つ時」の丑三つとは、丑の刻の三番目です。
丑の刻は、午前2時を中心とする前後2時間で、午前0時から始まる「子の刻」の次の時間帯です。丑の刻の三番目とは、午前2時からの30分程度を指します。
安産祈願でおなじみの「戌の日」は、12日に一度廻ってきます。犬はお産が軽いことから、安産祈願にふさわしいとされ、全国の水天宮は賑わいます。
もともと動物と関係ない干支が、こんな形で人の生活に入ってくるのですから面白いものです。辰巳という地名が東京にありますが、これは江戸から見て南東、つまり辰巳の方角を指したものです。
楽しく覚えよう!干支の順番の覚え方を紹介
干支覚え方、特に十二支の覚え方について紹介してします。
十二支の順番は先ほど紹介したように、「ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い」となっています。
おすすめの覚え方としてはリズムに合わせて、「ね・うし・とら/う・たつ・み/うま・ひつじ/さる・とり・いぬ・い」と覚えてしまうといいでしょう。
頭の中で何度か暗唱すると、自然に覚えられるようになります。
また、語呂合わせで覚えるのもおすすめです。「ねぇ、牛をとらう辰巳さんが馬と羊に乗っている。猿酉嫌いな犬井さん」
少し強引ですが、このように文章にして覚えてしまうのも一つの手です。
日本人の生活と深くかかわってきた干支の順番を覚えよう!
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意外なことに、干支において動物はまったくのサイドストーリーでしかありません。
動物がなくても干支は存在し、人間の生活の随所に使われてきたのです。それでも、動物があってこその干支でもあって、本家の中国では、干支による性格判断が盛んです。
これもまた、干支が現代でもなお親しまれている証でしょう。干支の順番は覚えておきたい知識です。
絵本を使うとこどもでも楽しく干支を覚えることができますよ。
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