錦絵を楽しめるスポット
出典:写真AC
錦絵の多くは、明治政府が芸術性をさして評価しない中、海外に渡っていってしまいました。
そのため、日本で大規模な錦絵の展覧会をするときは、どうしても海外から借り受けないとなりません。とはいえ、国内にも常設で錦絵を鑑賞できる美術館がいくつかあります。
東京には、浮世絵専門美術館として、太田記念美術館(原宿)や、すみだ北斎美術館(両国)などがあります。それから上野にある東京国立博物館も、松方コレクションを中心にした1万2千点の浮世絵を有しています。松方コレクションは、国立博物館のお隣、建物が世界遺産にもなった国立西洋美術館の母体となったことで広く知られていますが、錦絵も多くが収集されていたのです。
太田記念美術館
住所:〒150-0001東京都渋谷区神宮前1-10-10
電話番号:03-5777-8600
開館時間:午前10時30分~午後5時30分
URL:http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
すみだ北斎美術館
住所:〒130-0014 東京都墨田区亀沢2-7-2
電話番号:03-5777-8600
開館時間:9:30~17:30
URL:http://hokusai-museum.jp/
東京公立博物館
住所:〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館
電話番号:03-3822-1111
開館時間:9:30~17:00
URL:https://www.tnm.jp/
人間の本質が詰まっている錦絵
出典:ウィキメディア・コモンズ
カラフルで、絵柄もユーモラスであったり、猛々しいものであったりする錦絵には、人間というものの本質が詰まっています。
そして、度重なる幕府の取り締まりにあっても決して滅びなかったタフさも有しています。鈴木春信から始まった錦絵の歴史の積み重ねは、常設の美術館でも鑑賞できますので、ぜひ一度、錦絵に触れてみてはいかがでしょうか。
本でも錦絵を楽しむことができます。