貴重な作品を展示した全国の浮世絵美術館10選

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江戸時代に始まった浮世絵は、貴重な庶民文化として長い間日本で大切にされてきました。その評価は総じて高く、海外からも熱心な支持を受けるほどです。貴重な浮世絵を保存した美術館や博物館は全国にあり、国内外の様々な人が足を運びます。ここではそんな全国の浮世絵美術館を紹介します。

浮世絵美術館①

すみだ北斎美術館

出典:パブリックドメインQ

墨田北斎美術館は、葛飾北斎が遺した浮世絵をメインに所蔵・展示している美術館です。館内では常設展で北斎について学べるほか、講演会やワークショップも開催しています。

【アクセス】都営地下鉄大江戸線「両国駅」A3出口より徒歩5分/JR総武線「両国駅」東口より徒歩9分/都営バス、墨田区内循環バス「都営両国駅前」より徒歩5分

【開館時間】9:30~17:30(入館は閉館の30分前まで)

【入館料】一般400円、団体320円(学生、65歳以上300円)

浮世絵美術館②

太田記念美術館

太田記念美術館は美術館が多い都心でも数少ない、浮世絵専門の美術館です。国内の愛好者はもちろん、日本文化に興味を持つ海外観光客などが多く訪れます。

【アクセス】JR山手線/原宿駅表参道口より徒歩5分または東京メトロ千代田線/副都心線明治神宮前駅5番出口より徒歩3分

【開館時間】10:30~17:30(入館は午後5時まで)

【入館料】企画展:一般700円/大高生500円 特別展:一般1000円/大高生700円

浮世絵美術館③

東京富士美術館

東京富士美術館は1983年に開館した総合的な美術館であり、洋の東西こだわりなく、各時代の彫刻や陶器、武具、メダル、絵画、浮世絵などの様々なジャンルの作品を約30000点収蔵する美術館になっています。

料金は大人1300円、大学生・高校生800円、中学生以下400円、未就学児無料となっています。開館時間は10:00〜17:00で、16:30受付終了となります。休館日は毎週月曜日です。

【アクセス】JR八王子駅北口よりバスで11分、京王八王子駅より西東京バスで13分

【開館時間】10:00〜17:00(入館は16:30まで)

【入館料】大人1300円/大学生・高校生800円/中学生以下400円/未就学児無料

浮世絵美術館④

たばこと塩の博物館

出典:写真AC

たばこと塩の博物館は墨田区にあり、JTが運営しています。たばこと塩に関する資料の収集から、調査と研究などを行い、その上で歴史と文化を常設展示を行っています。

【アクセス】東京メトロ半蔵門/都営浅草線/京成線/東武スカイツリーライン「押上(スカイツリー前)駅」より歩いて12分

【開館時間】10:00~18:00(入館締切は17時30分)

【入館料】料金は大人/大学生100円、小・中・高校生50円(特別展示は別料金になる可能性あり)

浮世絵美術館⑤

山口県立萩美術館・浦上記念館

山口県立萩美術館・浦上記念館は浮世絵や東洋陶磁、陶芸を中心にした美術館です。展示は萩市出身の実業家である浦上敏朗氏が寄贈したコレクションが中心になっています。萩は焼き物が盛んな土地だけに、多くの焼き物も一緒に見ることができる美術館でもあります。

【アクセス】萩・明倫センターから徒歩5分または萩バスセンターから徒歩で12分、JR東萩駅からタクシーで7分

【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)

【入館料】一般300円/団体240円/学生200円、70歳以上と18歳以下/高等学校/中等教育学校/特別支援学校に在学する生徒は無料

浮世絵美術館⑥

奈良県立美術館

奈良県立美術館では風俗史研究家であり、また日本画家でもあった吉川観方から寄贈された近世日本画や浮世絵や貴重な工芸品のコレクションを所蔵する美術館です。最近は由良哲次の近世日本絵画や浮世絵などのコレクションも加わったことにより、さらに充実した美術館になりました。

【アクセス】近鉄奈良駅から徒歩5分、JR奈良駅からバスで県庁前下車

【開館時間】9:00~17:00(入館は閉館30分前まで)

【入館料】一般400円

浮世絵美術館⑦

上方浮世絵館

出典:Wikipedia

上方浮世絵館は世界で唯一の上方浮世絵を常設展示している美術館です。浮世絵グッズなども購入できます。

開館時間は、11:00~18:00、入館は17:30までになります。ショップは20:00までやっています。料金は一般500円、小・中学生300円であり、障がい者手帳を持っている人は300円になります。休館日は月曜日です。

【アクセス】地下鉄堺筋線・千日前線「日本橋駅」、近鉄・地下鉄四つ橋線・御堂筋線・千日前線「なんば駅」下車、なんばウォーク16号出口徒歩5分

【開館時間】11:00~18:00(入館は17:30まで)

【入館料】一般500円/小・中学生300円、障がい者手帳を持っている人300円

浮世絵美術館⑧

鎌倉国宝館

出典:Wikipedia

鎌倉国宝館には、鎌倉市域、近隣の社寺が所有する貴重な彫刻や絵画、美術工芸、書跡、考古資料などが寄託されて展示されています。鎌倉の歴史を堪能できる美術館になっています。

浮世絵は、多年にわたり肉筆浮世絵画の蒐集につとめてきた故氏家武雄氏と鎌倉市の協力により収集された「氏家浮世絵コレクション」が展示されています。

【アクセス】鎌倉駅から徒歩で12分

【開館時間】9:00~16:30

【入館料】一般400円、小中学生200円

浮世絵美術館⑨

江戸東京博物館

出典:インターネットミュージアム

江戸東京博物館は高床式の倉をイメージしている、一風変わった形の建物の博物館になります。東京の観光スポットの一つとしても人気があり、常設している展示は江戸の文化と歴史、実物資料などになります。年に5回から6回ほど特別展や講座、体験教室などを開いています。

【アクセス】JR総武線両国駅西口下車徒歩3分または都営地下鉄大江戸線両国駅A3・A4出口目の前

【開館時間】9:30~17:30(土曜日のみ9:30~19:30)

【入館料】一般600円/大学生・専門学校生480円/高校生・中学生(都外)または65歳以上300円

浮世絵美術館⑩

北斎館|葛飾北斎肉筆画美術館

出典:パブリックドメインQ

北斎館|葛飾北斎肉筆画美術館では、葛飾北斎肉筆画の世界を堪能できる展示内容になっています。北斎の生涯と小布施ゆかりの作品が多く、北斎が晩年に小布施に滞在していた際に描いた浮世絵の肉筆が展示されています。

【アクセス】長野電鉄長野線小布施駅から徒歩10分または小布施ICから車で5分

【開館時間】9:30~17:00

【料金】一般500円/高校生300円、小・中学生無料

浮世絵美術館の魅力

日本には様々な美術館があり、日本文化や工芸品、美術品に体感的に触れることができるようになっています。日本独自のジャンルである浮世絵はゴッホやモネ、ルノワールなど海外の印象派絵画に影響を与えたこともあり、国内外を問わず根強い人気を誇ります。

美術館や博物館といえば静かで退屈というイメージを持っている人もいますが、意外とアクセスがよいところにあったり、付近の観光スポットとあわせて楽しめるようになっていたりもします。教養のために足を向けるもよし、友達や家族と観光半分で訪れるもよしです。

また、リーズナブルな料金で長い時間楽しめるところも魅力といえるでしょう。ショップでは実用的でオリジナリティのあるデザインのグッズも買うことができます。浮世絵に興味のある人も、これまで浮世絵に触れてこなかった人楽しめること間違いなしです。ぜひ近くの浮世絵美術館に足を運んでみてくださいね。

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