寿司の数え方はなぜ重さの単位「貫」なのか|他の寿司用語の語源も紹介

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数え方だけではない、寿司用語の語源


出典:写真AC

寿司の数え方を代表に、寿司業界には一般人には理解できない独特の業界用語が存在します。「おあいそ」や「あがり」、「シャリ」などが有名な業界用語として知られています。

寿司店では「おあいそ」がお会計を指す言葉です。歌舞伎で用いられる「愛想尽かし」に由来するようですが、寿司店では「せっかく来てくれたのに、代金を払って帰れなんて愛想のないことを言って申し訳ない。」という意味が込められていると言われています。

近年は会計を求める客側が「おあいそして下さい。」などと使うことがありますが、おあいそは店側が発する言葉であり、客側が使うものではありません。「お会計」と言った方がスマートですね。

寿司店ではお茶をあがりと呼びます。寿司のネタに生ものを多く使用するため、寿司店では口の中に残る味を洗い流す目的でお茶を提供しています。お茶には食後の口直しの意味があり、すごろくでゴールを意味する「あがり」と呼ぶようになりました。あがりには「お会計」の意味も含まれています。

シャリは舎利と書き、本来は仏教用語です。釈迦が入滅し火葬された後に残された、細かく砕けた骨や灰を仏舎利と呼び各国の寺院で祀ってありますが、白い米が仏陀の細かく砕けた骨に見えることから舎利とよばれ、シャリに変化したと言われています。

また仏典を記すのに用いられたサンスクリット語では米をシャリ、遺骨をシャリーラと表すのが混同して伝わり、舎利となったとも言われています。

寿司の数え方には江戸時代の色濃い影響が

現在の寿司店の形態は、江戸時代の江戸前握り寿司が大きく影響していることは間違いないと言えます。

いわば粋な江戸文化が、寿司と言うコンテンツを介して日本各地に広まったと言えるでしょう。 寿司の数え数え方や業界用語などは、回転寿司ではなかなか学ぶことができないものだといえます。

こじんまりとしたカウンター席の中で寿司職人が一貫ずつ丁寧に握って提供してくれる従来の形の寿司店に足を運ぶと言うことは、寿司を楽しむのと同時に寿司の数え方や独特の専門用語を楽しく学べる素敵な大人の勉強会場だとも言えるでしょう。

勇気を出して暖簾をくぐってみてください、素敵な世界が待っていますよ。

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