金沢と金箔は一緒に発展した|製造メーカーや発展した理由・歴史背景

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金沢にある金箔メーカー


出典:写真AC

金沢には、歴史に裏打ちされた金箔メーカーが多数あり、兼六園からも近い距離に集結しています。それをいくつかご紹介します。

まず金箔工芸品の市場を作りあげたといっていい老舗の「箔一」です。様々なギフト等の工芸品を世に送り出し、それからあぶらとり紙・化粧品を作っています。

面白い商品として「金沢箔万年筆」や「箔絵USBメモリー」なども販売しています。建築装飾にも定評があり、ホテル日航金沢や金沢東急ホテルなどの実績を持っています。それからあぶらとり紙でも有名な「さくだ」。

あぶらとり紙も金沢の名産のひとつですが、これもまた、金箔の副産物です。金地金を叩いて広げる際に挟む紙、「箔打紙」があぶらとり紙の始まりです。化粧品に注力しており、金箔入り化粧品「美麗妃」シリーズも人気を博しています。

もちろん、金箔工芸品も多数出しており、ボールペンやグラスセットなどお土産として人気です。「今井金箔」は、金沢観光の見学コースとしても知られていて、箔貼り体験も大人気です。工芸品から食品まで、様々な金箔商品を送り出している老舗のひとつです。

金箔をあしらった銘菓

金箔は、食品を美しく彩るためにも用いられます。金は人体に吸収はされませんが無害で、さらに食品に使われる箔は金の純度の高いものです。加賀藩御用達の和菓子メーカー「森八」の「宝建」(ほうだつ)という、あんこを巻いたお菓子にも、金箔があしらわれています。加賀藩の御用金山、宝達山から名前が採られています。

金沢の金箔の魅力


出典:写真AC

金沢の金箔は、藩の権力基盤であるところからスタートし、その保護の下大きな発展を遂げました。

今や、衣食住のあらゆるシーンにおいて、生活に密着して利用されています。金沢にお出かけの際は、ぜひ金箔にご注目してみてください。

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