東京のおすすめ公園その4「浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)」
海のにおいが感じられる
photo by gertys
海水を導き潮の満ち干によって池の趣を変える潮入の池と、2つの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園です。潮入の池は海辺の庭園で通常用いられていた様式ですが、東京都内で現在も実際に海水が出入りしているのはこの公園だけとなっています。
池の水は海水なので、園内に生息しているのはボラや、セイゴ、ハゼ、ウナギなどの海水魚です。上空にはカモメが飛ぶなど、海を感じられる公園であることも魅力のひとつとなっています。
歴史的庭園というだけあり、江戸幕府六代将軍家宣が庭園を大改修したときに植えられた3百年の松が、堂々たる姿で今も残されています。散策路横には60種約800株が植えられているぼたん園と、菜の花や秋桜が美しく咲くお花畑があり、ゆっくり見て楽しめる公園です。
浜離宮恩賜庭園の基本情報
住所 | 〒104-0046東京都中央区浜離宮庭園1-1 | |
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アクセス | JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋駅」(G08・A10)より徒歩12分 | |
入園料 | 一般 | 300円 |
65歳以上 | 150円 | |
開園時間 | 9:00~17:00 | |
休園日 | 年末年始(12/29~1/1) | |
サイトHP | https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html |
東京のおすすめ公園その5「水元公園(みずもとこうえん)」
都内唯一の水郷公園
photo by Kentaro Nagatani
水元公園は小合溜に沿って造られた東京都内唯一の水郷公園です。
そのため園内にはポプラ並木やハンノキなど水辺に強い樹木や、ハナショウブ、スイレン、コウホネなどの水生植物を多く見ることができるため、他の公園とは雰囲気の全く違うものとなっています。園内には浅瀬のせせらぎがあり、夏場は小さな子供の水遊びに最適です。
バードサンクチュアリーもあり、水辺で鳥たちが集まる光景は自然を感じやすいスポットでもあります。
ドッグランも併設されているので、愛犬とのお散歩にも適した公園です。1万4千株、約100品種20万本の花菖蒲が植えられている、はなしょうぶ園は東京都内最大級のもので、6月に入るとその景色は圧巻です。
水元公園の基本情報
住所 | 〒125-0034 東京都 葛飾区水元公園3-2 |
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アクセス | JR常磐線・東京メトロ千代田線「金町」から京成バス(戸ヶ崎操車場または西水元三丁目行き)「水元公園」より徒歩7分 |
入園料 | 無料 |
開園時間 | 常時開園 |
休園日 | なし |
サイトHP | https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html |
大都会東京でほっと一息
東京はコンクリートジャングルなので、毎日忙しくしていると息苦しいと感じる人もいるかもしれません。ですが東京都内には、自然の魅力あふれる公園も多くあります。
一度公園の中に身を置くと、東京にいることやコンクリートで囲まれた普段の生活を忘れ、花や植物の香りと鳥の鳴き声や水のせせらぎに疲れも癒されるものです。
各公園にある売店を見るだけでも特色があり面白さを感じられるので、一度足を運んでみてもいいのではないでしょうか。