日本の美しい棚田8選|農家の工夫がつまった日本の原風景

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おすすめの棚田⑧

扇棚田


出典:写真AC

山あいにある扇状にひろがる浸食された土地を整備して作られた「扇棚田」(おおぎたなだ)は、標高約820mの高台にある棚田となります。 1300m上流にある名水山吹を水源とした「扇棚田」の米作りは非常に有名です。

ほとんどが土で出来ている特長的な水路があり、その水路を維持することには非常に困難を極めるものの、その品質の高い水質と良質な土、それに気象条件に恵まれていて「うまい米づくり百選」にも選出されているほどです。

また、「扇棚田」周辺にはヒゴタイやユウスゲなどが咲き誇る8月下旬から9月にかけては棚田の見ごろといえるでしょう。 「扇棚田」は熊本県阿蘇郡産山村産山下山吹に位置しています。熊本ICから車の利用にて、90分ほどで行けます。「扇棚田」を眺めるだけではなく、お米も楽しむと良いでしょう

全国各地の棚田の魅力

日本各地の名だたる「棚田」を紹介してきました。なお、棚田を形成している地域は観光地というわけではなく、農家の方が精魂込めて稲作を行っている私有地を好意で見学させて頂いているということを理解する必要があります。

棚田を見学する際には車の駐車場所など、その場所にあるルールを必ず守り、ゴミの持ち帰りを行うなどマナーを厳守してください。「棚田」は景観が美しく、季節それぞれの顔を持っているのでどの時期に訪れても違う表情を楽しませてくれます。

また、各地域で「棚田」が形成された歴史は、その地域の文化を知る上でも非常に重要です。ぜひ「棚田」を楽しむときは、その背景にある地域の歴史や文化に目を向けて、マナーを守って味わうようにしましょう。

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