日本の美しい棚田8選|農家の工夫がつまった日本の原風景

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おすすめの棚田⑤

丸山千枚田


出典:写真AC

小さな田んぼがいくつも重なりながら形成されている「丸山千枚田」(まるやませんまいだ)は、「一枚足りないと思ったら笠の下にかくれていた」と言われるほどです。白倉山の傾斜地を利用して作られたこの「丸山千枚田」は、160mもの高低差がある傾斜地に1300枚以上もの田んぼが形成されています。

一時期は存続の維持を危ぶまれていましたが、町と住民の協力により1994年に紀和町が「紀和町丸山千枚田条例」という日本では史上初となる千枚田を保護する条例が制定されることとなりました。 田植えの時期になる5月には太陽の光が差し込み非常に神々しい雰囲気を味わえます。

年間を通してさまざまなイベントが企画されていて、2月の畦そり作業から始まり、畦塗り作業、千枚田オーナーによる田植えの集い、虫おくり、案山子作り教室・草刈りボランティア、千枚田オーナーによる稲刈りの集い、新米販売開始などが行われています。

「丸山千枚田」は三重県熊野市丸山に位置しています。紀勢自動車道大泊ICから国道42号で自動車を利用して向かうか、JR熊野市駅前からバスでアクセスすることができます。

おすすめの棚田⑥

下赤坂の棚田


出典:写真AC

「下赤阪の棚田」(しもあかさかのたなだ)は、平地が少ない千早赤阪村にある「棚田」です。楠木正成が戦闘を繰り広げた赤阪城の近くに位置していて、春の水が張られている棚田、緑が映える夏、稲穂が黄金に輝く秋、そして冬には雪化粧をした棚田をそれぞれ楽しむことが出来ます。

その美しさは『太平記』にも記されており、「かの赤阪の城と申すは、東一方こそ山田の畔重々に高くして、」と評価されています。11月に行われる「金剛山(こごせ)の里 棚田夢灯り&収穫祭」では棚田のライトアップイベントが行わるのでおすすめです。

大阪府南河内郡千早赤阪村森屋に位置している「下赤坂の棚田」は千早赤阪中学校から約500mの場所に位置していますので、「赤阪中学校前」バス停から徒歩10分で行くことが出来ます。また、千早赤阪村には「下赤阪の棚田」だけではなく、村内中に棚田がありますので、歩きながら棚田散策をするのもおすすめです。

おすすめの棚田⑦

つづら棚田


出典:写真AC

福岡県うきは市浮羽町の葛篭(つづら)地区にある山あいの斜面に、石で積まれた歴史ある棚田が「つづら棚田」です。その風景は歴史を感じずにはいられません。山あいの集落で400年前の昔から守り続けられているこの「つづら棚田」は石垣で作られている300枚の田んぼから形成されていて、その維持保全は5件の農家が支えています。

その風景は年間を通して美しく、特に秋には金色に輝く稲穂の色とそれを取り巻く真っ赤な彼岸花が織りなすコントラストは感動を覚えずにはいられません。毎年11月には「棚田inうきは」というイベントが行われているほか、田植えや収穫祭など年間を通してさまざななイベントが行われています。

「つづら棚田」は福岡県うきは市浮羽町新川つづらに位置しています。大分自動車道杷木ICより車25分ほどでアクセスできますので、是非彼岸花が咲く秋に足を運んでください。

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