和ろうそくって何?|洋ろうそくとは違う、古くから日本で使われるその特徴

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和ろうそくとは洋ろうそくとは異なった、日本の材料や製法で作られたろうそくです。

櫨の木と呼ばれる漆の一種から絞られた蝋を、和紙やイグサから作られた芯に手で少しずつ乾かしながら作られていく手法がとられています。

現在は伝統工芸品とされる、近江和ろうそく(滋賀県)と越前和ろうそく(福井県)、そして会津絵ろうそく(福島県)の三種類と、他四種類の全七種類を指して和ろうそくと呼ばれます。

その歴史は既に一三七五年の「太平記」の中で記述されており、遅くともこの頃には既に和ろうそくと言われるものが作られていたということになります。和ろうそくの産地は愛知県や京都府が多く挙げられることがありますが、実際には生産工房が最も多いのは愛知県です。

和ろうそくの特徴・原料


出典:写真AC

和ろうそくは洋ろうそくと、特徴や原料が大きく異なっています。原料から芯、実際の製造方法も異なりますが、炎の特徴や単位などにも違いが現れているのです。価格も全体的に和ろうそくの方が高価で、手間がかけられています。

洋ろうそくは石油から作られるパラフィンと糸を用いて、機械で大量に作られます。

それに対して和ろうそくは、櫨の実を始めとした木蝋等の植物性の蝋から作られている点が特徴です。芯もイグサの髄から一つずつ作られています。実際の製造過程も、蝋を芯に少しずつかけては乾かす、という作業をひたすら手作業で作るために数が限られてしまうのです。

和ろうそくと洋ろうそくに火を点けたときにも違いは一目瞭然。洋ろうそくは小さく消えやすい炎ですが、和ろうそくは芯が洋ろうそくより太いため、大きく消えにくくなっています。更に特徴的な違いとしては、単位という部分が挙げられます。洋ろうそくの場合は号が単位となっています。

また、購入するときも何号と書かれている場合も多いのですが、和ろうそくは匁という重さが基準の単位となっています。

これは製造過程で蝋を使用する量から来ている単位です。このことからも価格は和ろうそくの方が高価になっているのです。

和ろうそくの使い方

まず和ろうそくには赤いものと白いものがあります。赤い和ろうそくは仏壇で使用されるものであるため、注意が必要です。和ろうそくの使い方として、まず燭台とろうそくをしっかりと固定します。この時不燃性で、ろうそくの底にあいている穴にサイズが合うものを用意すると安心して利用できます。

また周囲に燃えやすいものが無いかを確認してから点火します。点火のときには芯糸の根本の方に火を近づけます。芯糸の先に火を近づけると点火しにくくなる点と、芯だけが燃えてしまうという問題点が起こるためです。

芯糸の根本であれば溶けたロウによって点火しやすくなります。再点火の場合も芯の長さや、ゴミが入っていないかを確認してから点火します。最後に火を消す時も、水は使わないで火を消す必要があります。

水を使うと熱いままロウが飛び散ってしまい、そのまま火災が起こる危険性があるためです。後始末をするときは、液溜まりの中にあるゴミやクズを取り除いてから、使用した燭台などを洗って乾燥させます。その後は湿気が少ない所で保存します。

200年続く愛媛唯一の和ろうそく職人|内子町「大森和蝋燭屋」

心安らぐ和の灯り「和ろうそく」 兵庫県「松本商店」

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