【打ち上げ花火の種類】千輪からスターマインまで、代表的な花火7選

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花火の種類⑤

スターマイン


出典:pixabay

近年人気の高いスターマインと呼ばれる種類の花火は速射連発花火とも呼ばれ、何種類もの花火を組み合わせながら次々に打ち上げます。短時間に数多くの花火が打ち上げられる様は圧巻で、花火大会のみならずイベントやショーの演出にも用いられています。

一口にスターマインと言っても一色の牡丹物花火などを連射する単色スターマイン、いくつかの色や種類を織り交ぜながら連射する混合スターマイン、複数の打ち上げ台から一度に連射するワイドスターマインなどの種類が存在します。

大迫力でインパクトの強いスターマインは花火大会の最後を締めくくるフィナーレにプログラムされていることが多いことから、華やかな連射を眺めながら一抹の寂しさを感じてしまう方も少なくないのではないでしょうか。

花火の種類⑥

牡丹

菊と共に割り物花火の種類を代表するのが牡丹物の花火です。黄金の軌跡を描きながら上空に達したあと、やはり流星のように軌跡を描きながら夜空に咲く菊先物の花火に対して、牡丹物の花火は軌跡を残すことなく突然夜空に現れます。

残像効果が楽しめる菊先物花火に対して、パッと咲いてパッと散る牡丹物花火は日本の美意識の根底に流れる潔さすら感じさせる種類の花火だと言えます。紅の花を咲かせる紅牡丹、碧い花が咲けば青牡丹、紅から緑に変化する紅緑牡丹などの種類が一般的だと言えます。

牡丹物、菊先物と呼ばれる花火は古くから日本に伝わる伝統的な花火ですが、現代人が観賞しても十分心を揺さぶる完成度の高い花火だと言えます。

花火の種類⑦

パッと開いてパッと散る儚さが、日本の花火の種類による特徴だという印象を持つ方が少なくないと思います。しだれ柳の別名を持つ、冠(かむろ)と呼ばれる種類の半割り物の花火は、開いたあとの菊先が地上に伸びるような美しい軌跡を描く種類の花火です。

かつておかっぱ頭のことを「かむろ」を呼んだことが、この花火の名前に由来すると伝えられています。半割り物の代表的な作品である錦冠菊(にしきかむろぎく)は黄金の光の河が、銀冠菊(ぎんかむろぎく)は白銀の光の河が地上に向かって降り注ぎ、非常に幻想的な景色を描きます。

花火玉の大きさ

田原まつり会館 - 尺玉.jpg
photo by Yanajin33

古くから打ち上げ花火に用いられる花火玉の大きさは、尺貫法で表されていました。1寸(約3.3cm)を基準として3寸~8寸、それ以上大きなものは尺を用いて表されました。現在では号数やセンチを基準とした表記の種類も使用されています。

例えば3寸玉の場合は種類が3号玉、9センチ玉と呼ばれ、4寸、5寸と寸法が大きくなるごとにそれぞれ、4号、5号と号数も上がります。通称尺玉と呼ばれる1尺玉は10号玉、30センチ玉と呼ばれ、2尺、3尺となると20号(60センチ玉)、30号(90センチ玉)と呼ばれます.

花火玉は大きい種類になるほど、

内封される火薬の量が増え、重量も増していきます。3号玉は0.2Kgですが、5号玉は1.3Kg、1尺玉である10号玉は8.5Kg、2尺玉の20号、3尺玉の30号ともなるとそれぞれ70Kg、280Kgもの重量となります。 花火玉に内封される火薬の量は打ちあがる高さや、花火が開いた際の直径に大きく影響します。

3号玉の打ち上げたかさは120m、花火の直径は60mですが、5号玉は190mの上空で170mの大きさで開きます。1尺玉である10号玉は330m、上空320mで開き、2尺玉の20号、3尺玉の30号はそれぞれ500m上空で480mの大きさ、600m上空で550mの大きさで開きます。

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