【打ち上げ花火の種類】千輪からスターマインまで、代表的な花火7選

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夜空を彩る色とりどりの花火は、日本の夏を象徴する風物詩だと言えます。古くから受け継がれる花火の技術を守るのが花火師と呼ばれる職人達で、その技術力の高さは世界的にも高い評価を受けており、現在日本の花火師の活躍の場は国内に留まらず世界中に広がっていると言えます。

一般的に日本の花火は打ち上げ花火、仕掛け花火、玩具花火の3つに大別されます。

夜空に美しい大輪の華を咲かせて楽しませてくれるのが、花火の代表的な存在である打ち上げ花火ですが、打ち上げ花火1つを取っても割り物、半割り物、小割り物、ポカ物、型物、スターマインなどの種類に細分化されます。

夜空を彩る花火の種類を知っていると、より一層花火を楽しむことができますので、花火の種類を簡単に紹介します。

花火の種類①

千輪


photo by (C)jiroh

最初の爆発で上空に飛散した小型の花火玉が開くまでにタイムラグが生じ、幻想的な景色を夜空に様々な種類の花火を描きます。

女性ファンが多いと言われ、小型の花火玉の着火のタイミングがランダムなために、比較的写真撮影が簡単な種類の花火だと言えます。千輪菊花火の種類が代表的だと言えるでしょう。

花火の種類②

黄金の軌跡を描きながら上空に達したあと、ドカンと一気に夜空に美しい菊の大輪を咲かせるのが日本の伝統的な花火として古くから用いられるのが菊先物と呼ばれる種類の花火です。

割り物花火の代表と言える菊先物花火は火薬に混ぜるものの種類によって色を変え紅色、青色、白に見える銀色、緑などで夜空を彩ります。

流星のように尾を引きながら飛散し華を開く種類の花火を菊先物と呼び、尾を引かずに飛散し華を開く種類の花火を牡丹物と呼び区別します。

10号玉や30センチ玉ともよばれる尺玉の場合、約330mの上空で爆発し夜空に描かれる菊の大輪は直径約320mに達すると言われています。

花火の種類③

万華鏡

万華鏡のなかで繰り広げられる美しい眺めを夜空に描いたのが万華鏡や八方咲きと呼ばれる種類の花火です。ポインセチアの花を夜空に表現しようと考案された花火ですが、改良が加えられ万華鏡と呼ばれるものになりました。

上空で開いた花火の光の筋が幾筋かの塊となって開いていくのが特徴の花火で、花火師によって光の筋のまとまり方や、あしらわれる星の色あいや数などに特徴がみられます。

銀一色で展開する銀万華鏡や、色とりどりの万華鏡などの種類が存在し現在でも改良を加えられ続けている種類の花火だと言えます。

花火の種類④

上空でクス玉が割れるように花火玉が開き、そこからこぼれ落ちる花火の小玉がユニークな動きを見せるのがポカ物と呼ばれる種類の花火です。

光の河が流れ落ちるように見える花火作品の「柳(やなぎ)」や「飛遊星(ひゆうせい)」と共にポカ物の花火を代表するのが、小さな光を放ちながら大空を自由自在に飛び回っているかのように見える花火の「色蜂」です。

発光する色の種類で青蜂(あおばち)や銀蜂(ぎんばち)を分けられ、演目と演目を繋ぐ役割を持つ花火として用いられることが多いと言えます。他の種類の花火と比べると迫力には欠けますが、小玉が見せるユニークな動きが十分観客を楽しませてくれる花火だと言えます。

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