白色の紫陽花の花言葉
出典:写真AC
白い紫陽花の花言葉は、「寛容」です。 紫陽花は赤から青まで、濃淡様々な色合いを私たちに見せてくれます。しかし、白色の紫陽花だけは、その素となる色素のアントシアニンを持たないため、ずっと色が変わりません。
そのため、「移り気」というマイナスイメージの代わりに、寛容というポジティブな意味合いが与えられたと考えられます。 また、白というのはそこから何色にでも染まることができる色です。
そのことが、広く優しく、全てを包み込む雰囲気を醸しているといえるでしょう。 そういった花言葉もあり、近年では結婚式の飾りなどでも人気の花色です。
ピンク色の紫陽花の花言葉
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ピンク色の紫陽花の花言葉は、「元気な女性」です。 ピンクの紫陽花は日本ではそれほど多く見られませんが、土壌の関係からヨーロッパでは最もポピュラーな花色となっています。
また、開花時期となる6~7月も、日本のじめじめした梅雨時とは異なり、とても天候のよい暖かな季節です。 そういった華やかさと朗らかなイメージが合わさって、生まれた花言葉だと考えられます。
紫陽花の手入れの仕方
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紫陽花を手入れする上で、最も重要なポイントは剪定です。 鉢植えの場合、枯れた花をそのまま放っておくと株が弱って、翌年に花が開かないことがあります。また、地植えでもどんどん木が大きくなって、花の位置が高くなってしまいます。安定した花を咲かせるには、欠かせない手段です。
手入れ方法は、紫陽花が咲き終わったら、花から二枚目の葉の位置で切り戻しをしてください。紫陽花は7月頃から既に新しい花芽が出てきます。それを切ると、翌年に花が咲きません。できるだけ、9月中旬までには行いましょう。 装飾花が裏返ったら、花が終わったタイミングと考えてください。
紫陽花の花は日光に当たると変色しやすいので、室内か、なるべく日陰になる場所で育てましょう。 梅雨時に咲く花なので、よく水を吸います。土が乾きやすい春から夏にかけては、たっぷり鉢から水が出るほど与えてください。ただし、根腐れにならないように溜まった水はしっかり捨てます。
地植の場合は、自然の雨だけで十分です。ただし、乾きやすい場所や炎天下には注意してください。こちらも、水はけのよい場所であることが大切です。 肥料は、冬と夏から初秋にかけての二度あげてください。冬は長い期間でゆっくり効くタイプ、夏から初秋にかけては花芽を育てるためにすぐ効くものが適しています。
鉢植えの場合は根詰まりにならないように、花の終わった7月下旬頃に大きな鉢に植え替えてください。地植えにするなら、冬に行います。
梅雨の時期にしっとりと咲く美しい紫陽花
梅雨時に、ふと公園などで見かけることの多い紫陽花です。 小さな花がたくさん集まって咲くその姿は、まるで道端に並んだブーケのようですね。重苦しい季節にも、どこかほっとする彩りを添えてくれます。
日本人にとってはすっかりお馴染みで、親しみ深い花といえるでしょう。 最近では季節柄、母の日やジューンブライドの贈り物としても人気となっています。 その花言葉に秘められた意味をもう一度よく噛みしめ、あなた好みの色で部屋や庭を飾ってみてはいかがでしょうか。