【大正ロマン感じる列車】福島-新潟間を走るSL「ばんえつ物語」の魅力

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SLばんえつ物語の駅弁

出典:フォト蔵

列車での旅に欠かせないものが駅弁ですよね。ばんえつ物語での旅の楽しみに、ご当地だけで楽しめる駅弁があります。駅のキヨスクや車内販売などで手に入れることができますが、ばんえつ物語の5号車には売店が設置されていて、ばんえつ物語のオリジナルキャラクター「オコジロウとオコミ」が描かれた駅弁「オコジョのたからばこ」が販売されています。

蒸気機関車の躯体をモチーフにした黒い紙製バッグに包まれたオコジョのたからばこは2段重ねの豪華版でボリューム満点です。地元の食材を楽しめるのが駅弁の魅力ですが、ばんえつ物語が通過するエリアの食材を利用した煮物や焼き物以外にも、名物「笹巻きおこわ」や「笹団子」が入っているのが嬉しいですね。

卵焼きには「C57」の焼印が入るなど小技使いにも感心させられます。料金は1,300円と駅弁としては標準的な値段設定なので是非お試しください。

大正ロマンを感じさせるばんえつ物語

出典:写真AC

飛行機や新幹線、リニアモーターカーなど高速化が求められ続ける移動手段に於いて根強いファンが存在するSL(蒸気機関車)です。ばんえつ物語は111キロの距離を3時間半もの時間をかけて移動する時代に逆行する移動手段だと言えます。

効率化を求めるあまり味気ないものになってしまいがちな現代社会の中で、決して効率的でない蒸気機関車を利用した旅はある意味、贅沢で潤いのある時間を楽しむ旅だと言えるでしょう。

お湯を沸かして発生する蒸気の力で走る蒸気機関車が牽引するのは、大正ロマンをイメージさせる客車、ばんえつ物語の乗客たちの心の中では様々な旅の物語が紡がれています。

あなたを忙しい日常から連れ出してくれるばんえつ物語に是非一度乗ってみてください。

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