お食い初めのメニュー⑤
香の物
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香の物とは、一般に漬物や酢の物のことを指します。 お食い初めに最適なメニューとしては、紅白でめでたいので、だいこんとにんじんを使った紅白なます(酢の物)が良いでしょう。
お食い初めの際、子どもに食べさせるものではないので、地域によっては後述の歯固めの石の代用としてタコなどのメニューを使うこともあります。 また、お食い初めのメニューに使う野菜などは地域の特産品や旬のものを使うのも縁起が良いと言われてます。
お食い初めのメニュー⑥
梅干し
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梅干しはお食い初めの定番メニューです。 果皮にしわの寄った梅干しを「しわしわになるまで長生きしますように」との願いを込めて、お食い初めメニューとして歯固め石に添えて高杯で出します。
また、梅は冬の寒さを耐えて初夏に実を結ぶことから、「辛抱強く育ちますように」という意味合いも願って、お食い初めのメニューにあります。
お食い初めのメニュー⑦
歯固めの石
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お食い初めは、あくまでも新生児に食べ物を食べる「フリ」をさせるだけなのですが、そのメニューの中には実際に食べることができない物もあります。 それが「歯固め」と呼ばれている石です。健康な歯は長生きに必要不可欠なものとされ、丈夫な歯が生えてくることを祈願して、お食い初めの中で使います。
まず1~3個ほどを高杯で出し、これを箸の先に当て、次にその箸で赤ちゃんの口や歯茎にそっと触れてあげます。 直接赤ちゃんに石を触れさせるという方法もありますが、消毒をして、誤飲にも注意を払う必要があります。
用いる石の大きさに決まりはありませんが、赤、白、黒の三色の石を用意するのが古式に則ったやり方とされています。ただ難しい場合は形の良いものを1、2個見繕って使っても構いません。 お食い初めに使う歯固め石はご近所に産土神社があれば、お宮参りの際にそちらで頼んでみるのが一番良いでしょう。
或いは、河原で拾ったものでも特に問題はありません。 まだ身体の弱い赤ちゃんの口に触れる物なので、実際に使用する際には、熱湯消毒をして、しっかりと乾燥させたものを用意します。お食い初めが終わった後は、洗ってから元の場所に戻しておくことも忘れずにしてください。
また、碁石を使う地域もあったり、最近では通販でも歯固め石を購入することができます。すでに消毒済みなので、そちらを使うのも良いかと思います。
他にも、食材で代用している家庭や地域もあります。その場合には、先述の梅干し、タコ、アワビ、栗の実、紅白餅などのメニューを高杯に入れたり、お食い初めのメニューの中に使用することで、歯固め石の代わりとしています。