【袋小路って何?】知っておきたい熟語の意味や由来|「袋小路」編

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「あの企業の経営は、確実に袋小路に向かっている」「バッティングフォームを崩してからというもの、完全に袋小路に迷い込んでしまった」 などといった形でニュースや会話でもよく用いられる「袋小路」という言葉。

皆さんは、その正しい意味や使い方をはっきりと把握しているでしょうか。意外と、ぼんやりとしたニュアンスで用いている人も多いと思います。 そもそも、袋小路とは何なのか。どのような場面で用いるのが適当なのか。ここでは、その由来や類義語などから詳しく見ていきましょう。 

袋小路の意味

袋小路というのは、行き止まりになった道のことを表す言葉です。 それ以上先に進めないことから、実際の道だけではなく、何か物事が行き詰まって進展しなくなった状態も指すようになりました。

ただ進めないだけではなく、そこから抜け出すことができない、つまり解決策や打開策がまったく見出せないようなケースで用いられることが多くなります。

袋小路の由来 ・言葉の背景


出典:写真AC

袋小路というのは、文字通り袋のようになった小路のことです。 袋には入口がひとつあるだけで、ほかに出口はありません。その形状に見立てて、通り抜けできない道のことを指しているわけです。

したがって、行き止まりといっても、川や崖などで道がなくなっているだけの場合には用いません。あくまで袋のように、周りをぐるりと建物や塀などで囲まれている場所をいいます。 小路というのは町中にある細い道のことです。

知らない町を歩いているうちに、いつのまにか行き止まりに出くわしてしまった。そのような経験が、皆さんにも一度や二度はあるのではないでしょうか。 そのような場所が、まさに袋小路なのです。

袋小路の使い方


出典:写真AC

袋小路の例文には、次のようなものがあります。 「お互い意見が合わずに、夫婦の話し合いは袋小路に陥った」 これは、物事がそれ以上進まなくなってしまった状態をより強く表しています。

一方、解決策や出口が見つからないというニュアンスを強調すると、次のような例文になります。 「どこからも借金を断られてしまい、袋小路でどうしたらいいか分からない」 袋小路には単純に窮地に追い込まれただけではなく、それまでは順調に進んでいたという意味合いも含まれています。

「気がついたら大学の単位が足りなくて、袋小路に追い込まれていた」 このように、袋小路はさまざまな場面で使うことができます。 

袋小路の類義語・対義語


出典:写真AC

袋小路と同じような言葉に、「袋道」があります。同じように、出口のない道や行き詰まった状態を指す言葉です。ただし、現代ではあまり用いることはありません。

行き詰まった状態を表すには、他にも「立ち往生」、「八方塞がり」、「五里霧中」といった言葉があります。袋小路がこれ以上前へ進めなくなっているのに対し、これらの言葉は進む方向さえ見失っているニュアンスが強くなっています。

他にも、順調に進んでいたはずの物事が行き詰まることを「暗礁に乗り上げる」といいます。 袋小路の対義語には、通り抜けできる小路を表す「抜け小路」という言葉があります。

ただし、こちらはあくまで実際の道だけで、物事の進展などには使いません。 物事が順調に進むという意味では、「順風満帆」が対義語として挙げられます。

袋小路から学ぶ

袋小路に突き当たると、それ以上前に進むことができなくなってしまいます。そこで頭を抱えて、立ち止まってしまうという人も多いのではないでしょうか。 しかし、袋小路には出口がないわけではありません。

なぜなら、元来た入り口があるからです。 もしも何かに迷って道を進めなくなったときには、一度元の位置まで立ち返ってみる。

焦らずに、回り道をしてでも、目標の場所を目指してしっかり進んでいくことが大切なのです。 袋小路という言葉は、そのことを私たちに教えてくれてもいるのですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するキーワードから探す