青葉まつり初日の見どころ!仙台すずめ踊り
出典:写真AC
青葉まつりの見どころ仙台すずめ踊りは、1603年の仙台城落城の祝いの席で職人たちが、浮かれて踊りを踊ったという伝承が元になっています。すずめ踊りという名称は、踊り姿が餌をついばむ雀に似ていることや、伊達家の家紋が「竹に雀」であることから付けられました。
もともとは即興の踊りですが、現在の青葉まつりで踊られている仙台すずめ踊りは、1985年に青葉まつりが始まったときに仙台市が中心となって創作されたもので、伝承された踊りをベースに考案されました。
今では青葉まつりだけではなく、仙台市のさまざまな観光イベントで仙台すずめ踊りが踊られています。
市民の間に多くのグループがあり、祭連によって踊りにもさまざまな個性があります。衣装は、上半身には鯉口シャツの上に半纏を羽織り、下半身は股引、足には地下足袋または雪駄を履き、表裏が違う色の扇子を2本持つのが一般的です。
土曜日のお昼頃には、「飛び入り雀 祭雀連(まじゃらいん)」が行われ、踊りのレッスンを受けることができます。踊りの練習をしたら、そのままステージや定禅寺通りの祭り会場で実際に踊って楽しめます。
青葉まつり2日目の見どころ!時代絵巻巡行
青葉まつりが開催される5/20(日)には、伊達政宗公に扮した人を筆頭に江戸時代に活躍した人物などその時代にまつわるものが列をなし東二番丁通りから定禅寺通りまでを練り歩きます。
伊達武将隊と地元の子供たちとお神輿が時代絵巻巡行の先頭を務めます。その後、江戸時代に活躍したとされる横綱「谷風」の山車が通ります。平安時代の煌びやかな衣装を身にまとった子供たちの稚児行列が東二番丁通りのみ通ります。
続いて、伊達政宗公の幼少期の名「梵天丸」が烏帽子をかぶり、伊達政宗公に扮した地元の子供たちが練り歩きます。そして、愛姫山車(めごひめだし)と呼ばれるもので伊達正宗公の愛娘「牟宇姫」が嫁いだ角田の石川宗敬に扮した角田市の大友市長が通ります。
ここまでが若葉っこ隊と呼ばれ、いよいよ伊達時代行列よいわれる伊達政宗公はもちろんかつての有名な武将が町を練り歩きます。
まず、弓隊・槍隊・尖帽鉄砲隊(とんがりぼうてっぽうたい)が行進し、伊達政宗公の家臣団が行進してきます。そして、伊達政宗公をはじめ、伊達政宗公が信頼し戦力として活躍した亘理重宗や泉田重光が行進します。
伊達政宗公は伊達家18代目当主の伊達康宗さんが務めます。
青葉祭りの時代絵巻巡行はとても迫力があり目にする価値があるものです。まるで江戸時代にタイムスリップしたような気分が味わえます。